有限会社ふく屋(本社:秋田県横手市、代表取締役社長:古屋 和久)の運営する高級納豆専門店「二代目福治郎」は、1パック2,000円(税別)の超高級納豆「丹波篠山産100%使用 丹波黒納豆 経木入り1パック」(30g×2 / 小売価格2,000円(税別))を新発売したことを発表した。
【国内最高級とされる丹波篠山産の黒豆】
黒豆で国内最高峰に位置する「丹波の黒豆」。その中でも極上とされる、兵庫県篠山市産の丹波黒豆の2Lサイズを100%使用した納豆は、全国でもほとんど見られない。丹波黒3Lサイズは高級料亭のみで使用されており、現在入手は不可能である。
同商品は、高級納豆を製造販売する同社の納豆職人が、1食分ずつ経木(きょうぎ)に包んで丁寧に作られる。
粒は直径約2cmと黒豆の中でも最大で、とろけるようなやわらかさと甘味が多いのが特徴であり、一般的な納豆のたれなどは不要で、そのままでも美味しく食べられる。
【群を抜く美味しさ、しかし失敗すれば大赤字】
「丹波の黒豆」といえば、高級黒豆として認知されており、群を抜く美味しさとしても知られている。中でも「篠山産丹波黒」という品種は、京都の料亭で出されるほど美味でかつ高価なものであったが、同社では「いつかこの豆で納豆を作ってみたい」という願望を持つようになった。
しかし丹波黒は高価でかつ品薄。失敗すれば大赤字になるため、商品化へは乗り越えなければならない課題が数多くあった。
【納豆屋としての使命】
ある日、同店で販売する1個500円の高級納豆「鶴の子」が全国ネットのテレビで紹介され注文が殺到。その数は製造1か月待ちになるほどに達した。
代表取締役社長の古屋氏はこの時、「美味しい納豆をこんなにも待ちかねている人がいる。自分ができる最高のものを提供しよう。(原文まま)」と決意。「私たち納豆屋の使命は、価値のある納豆をお客に食べてもらい喜んでもらうこと。売れる売れないは二の次だ。(原文まま)」と、丹波黒の発売プロジェクトを立てることとなった。
【原料が高く手間のかかる、生産効率の悪い納豆】
やわらかくて甘味が強い丹波黒は、煮るとやわらかすぎるため、わずかな力を加えるだけで形が崩れてしまう。そのため一度に仕込む量が限られ、1回の仕込みで作られる数は100食に限定される。
煮豆を納豆容器の経木に入れる盛り込み作業は、豆がつぶれないよう角の丸い「さじ」や「レンゲ」を用いたり、「素手」で行うなど、細心の注意を払っている。
1パック2,000円という、納豆にしては高額な価格設定だが、原料代と手間賃を考えるとこれでも採算ギリギリの提供との事。同社では、それでも多くの人に「篠山産丹波黒」の納豆を味わってもらいたいとして、この金額での販売を行うとしている。
【発売初日完売】
2月25日の発売日には、秋田市大町にある直営店「二代目福治郎」では10個、東京日本橋高島屋地下1階で開催された「秋田県のうまいもの大会」催事出展の同店ブースには20個が並び、いずれも完売となった。
今後は順次ネットショップでも取り扱う予定との事。
【直営店】
納豆専門店「二代目福治郎」
所在地:〒010-0921 秋田県秋田市大町1-3-3
電話:018-863-2926
URL:http://www.fukujiro.com/
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