“いきなり!ステーキ”のグランドメニューで新素材LIMEXが採用!耐久性や環境性能がアップ

投稿日:2019/03/07 15:53 更新日:

石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBMは、株式会社ペッパーフードサービスが国内外で展開する「いきなり!ステーキ」で使用するグランドメニューにLIMEXが採用されたことを発表いたします。同採用を契機に、TBMは飲食店のメニュー用途で多くのお客様にLIMEX製品を採用頂けるよう、販売を強化していくとしています。


採用概要

日本全国に424店舗を展開する「いきなり!ステーキ」のグランドメニューとして、LIMEX製のメニュー表が採用されました。回転率が高く来店客数も多いことから、耐久性を中心として既存のメニュー表との比較検討が進みました。耐久性に加え、色合や環境性能が向上できることを評価頂き、採用に至りました。
・使用開始時期:2019年3月~順次採用
・製品スペック:厚さ…300μ白色ソフト
・導入ご担当者様コメント:今世界的な問題となっている自然環境を配慮し、自然に優しいステーキレストランを目指し多くのお客様や地域の皆様に貢献する活動も引き続き努めていくとしています。

■ 新素材「LIMEX(ライメックス)」について
[ LIMEXとは ]
・ LIMEXは炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、日本発の新素材。
・ 2013 年、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択。
・ 2014 年、国内特許を取得。現在、日中米欧を含む30か国以上で登録済。
・ 2015 年、宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一工場を建設。
・ 2016 年、米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
・ 2017 年、「第7回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞
・ 2018 年、COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加

[ 紙の代替として ]
・ 通常、普通紙1トン生産する場合、木を約 20 本、水を約85トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEXシート)1トンを生産可能。
※国内の製紙業界においては、単に伐採するだけでなく海外で植林活動を実施。
※使用済みの LIMEX の紙代替製品を廃棄する場合は可燃ごみ扱い。(古紙回収に出さない)

[ プラスチックの代替として ]
・ 従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂 100%であるが、LIMEX では主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能。
・ LIMEXは、石灰石を主原料に石油由来樹脂と構成されているが、石油由来樹脂を100%バイオ由来、かつ生分解性の素材に置きかえた生分解性LIMEXの検討を開始。
・ 単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・ LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品(LIMEXペレットを加工)を製造することが可能。(LIMEXのアップサイクル)

[ 資源としての石灰石の埋蔵量 ]
・ 日本でも 100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。

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