大阪府八尾市の菓子メーカーである中島大祥堂(運営:株式会社中島大祥堂、代表取締役:中島 慎介、所在地:大阪府八尾市)は、自社工場のある兵庫県丹波市の「奥丹波天然水」を使った、とろける食感が特徴の「生ジュレ」を2014年8月21日に発売することを発表した。
「生ジュレ」とは、まるで本物の果物を頬張っているような食感のゼリーで、外側のゼリー(ジュレ)をかんだ時に、じゅわ~っと中身のピューレがあふれ出てくる、そんな食感と舌触りを追求。ゼリーのなめらかさや瑞々しさを決める水には、兵庫県丹波市の市島(奥丹波)という町で江戸時代から、酒米と天然水のみで混ざり物のない純米酒を造り続けている酒造所「山名酒造」から、天然水「神地寺山伏流水」を特別に分けてもらい使用している。味はあまおう、日向夏、マンゴー、桃、キウイフルーツの5種類でいずれも国産の果物を中心にパティシエの目利きで、香りと味の良い素材を厳選しているとのこと。
新商品「生ジュレ」はフランスの伝統菓子「パート・ド・フリュイ」をヒントに開発した商品で、「パート・ド・フリュイ」を日本語に訳すと「果物のゼリー」という意味を持つが、本来は「コンフィズリー」つまり「砂糖菓子」の分類になる。フランスでは、フルーツのピューレなどを固めて砂糖をまぶしたものが一般的で、多くの菓子店で色々な果実を使った、パート・ド・フリュイが必ずと言っていいほど並んでいるそう。見た目は美しくまたかわいらしいが、日本人には食感が硬く甘すぎるため、「果物のゼリー」というコンセプトを活かしつつ、日本人の好みに合うお菓子ができないものかと考え試行錯誤の上、開発したのがこの「生ジュレ」となっている。
■「生ジュレ」の特徴
1.素材
ゼリーとジュレに使われているフルーツはそれぞれ中島大祥堂のパティシエが厳選した一級品ばかりで、あまおう、日向夏、マンゴー、白桃、キウイフルーツの5種類それぞれのフレッシュなフルーツの「生ジュレ」を用意している。
(1) あまおう
内側のジュレには、色艶が良く、ジューシーな甘味と程よい酸味が絶妙なバランスの福岡県産いちご・あまおうのピューレ、外側のゼリーには蜂蜜レモンのジュレを使用。
(2) 日向夏
内側には、果肉、果汁ともさっぱりとした清々しい味わいで、外皮と果肉の間の白い内果皮(アルベド)にほんのりと甘味があり、この白皮と果肉を一緒に食べることで、他の柑橘にはない、独特の風味を味わうことができる宮崎県産日向夏のピューレを、外側には蜂蜜レモンのジュレを使用。
(3) マンゴー
内側には、強い甘味が特徴の「マンゴーの王様」とも言われるアルフォンソマンゴーのピューレ、外側にはライムのジュレを使用。
(4) 桃
内側には、果汁が多い国産桃のピューレ、外側にはライムのジュレを使用。
(5) キウイフルーツ
内側には、キウイフルーツのピューレ、外側には蜂蜜レモンのジュレを使用しています。キウイフルーツの種も入っており、見た目からかわいく、種のぷちぷちとした食感も楽しめるようになっている。
(6) 天然水
自社工場のある兵庫県丹波で、「神地寺山伏流水」という名水100選にも選ばれている「奥丹波天然水」を使用。この水は、創業300年という歴史を持ち日本酒の中でも醸造難度が高く高級とされている純米吟醸の「奥丹波」を醸造している山名酒造という酒造所から特別にお酒を造る水を分けてもらっている。
2.製法
「生ジュレ」は全て手作りで製造しています。最も技術的に難しかったのは、外側のジュレを崩すことなく、中身にピューレを詰め込む作業だったとのこと。中身のピューレが溢れないように、しっかりしたジュレを作ってしまうと、目指す“ぷるっぷる”の食感が失われてしまう。逆に、外側のジュレの食感だけを重視すると、中身のピューレが漏れてしまう。これを解決するため、全工程を手作業で行うことで最高の食感と本物のフルーツのような瑞々しさを実現している。
■今後の展開
生ジュレの「あまおう、日向夏、マンゴー、桃、キウイフルーツ」5種類に加えて、大人の生ジュレとして日本酒やワインを使用した「おとなの生ジュレ」も同時発売を開始。おとなの生ジュレは3種類のフレーバーで、国産夏みかんのピューレと大吟醸“大雪乃蔵・鳳雪”を使用した「夏みかんと日本酒」、瀬戸内産いちじくのピューレとフランス産赤ワインを使用した「いちじくと赤ワイン」、山形県産ラ・フランスとフランス・ソーテルヌ産の貴腐ワインを使用した「ラ・フランスと白ワイン」を発売。今後は地元丹波の旬の素材を活かした生ジュレを開発することを予定している。
■商品詳細
商品名 :生ジュレ
価格 :1,200円(税抜)
容量 :12g×5個入り
(キウイフルーツ 12g×1個、日向夏 12g×1個、
あまおう 12g×1個、マンゴー 12g×1個、桃 12g×1個)
お日保ち:7日
■販売場所:中島大祥堂オンラインショップ
http://www.ntdshop.jp/
© Nakajima Taishodo