東京・東小金井に全国区レベルの知名度を誇るラーメン店「くじら食堂」が駅直結の駅商業施設「nonowa」内に移設オープンしました。これまで「くじら食堂」は、東小金井駅徒歩2分ほどで営業していましたが、建物の老朽化などにより駅直結「nonowa」へ店舗を移しリニューアルオープンとなりました。
ラーメンフリークが愛してやまない安定の“ちぢれ麺”
「くじら食堂」のラーメンの特徴は、なんといっても“ちぢれ麺”。店内で製麺した自家製麺を注文を受けてから“手揉み”で仕上げます。1玉ずつ手で圧力をかけることでランダムな“ちぢれ”を作ることができるそうです。もちっとした麺にランダムな“ちぢれ”が出来ることで、スープとよくからみスープの旨味をしっかりと味わうことができるようになっています。
らー麺はいずれも、鶏、煮干、鰹、鯖、昆布、椎茸などをブレンドした旨味たっぷりのスープが特徴。中でも人気なのは、大きな炙りチャーシューが2枚乗った「特製」シリーズ。「特製醤油らー麺」は、群馬の「日本一しょうゆ」をメインに4種類の醤油をブレンド。納得のいく醤油に出会うため、生産地まで足を運んで探求することもあるそうです。
また、男性客や若者に人気なのが「特製油そば」。こちらは、葱脂が特徴で焦げる寸前まで葱を焦がして薫りを強く仕上げています。
ちぢれ麺をすするたびに焦がし葱脂の薫りが湧き上がるかのような感覚が味わえ、病みつきになる食べ応えです。「特製油そば」目当てでやってくる男性客も多いようです。
「ジャンボ焼売」は、精肉出身の店主が「国産豚」にこだわって自家製した焼売。餃子ではなく、あえて「焼売」を提供する理由について店主は、「ビールを注文して軽くおつまみを楽しんでからラーメンを食べたいという人にさっと出せるものを考案しました。また、ラーメンを待つ時間を持て余しがちなお子様にもおすすめなので、ぜひご家族でいらしてください。」と語っていました。
全方位完璧な布陣!新「くじら食堂」
「くじら食堂」が開店したのは2013年。居抜き物件を再利用した店内は古びた印象で近年流行りの“小綺麗さ”や“意識高い系”とは違い“食堂感”のある店舗。開店と同時にラーメンフリークを中心に評判を呼び「ラーメンWalkerグランプリ2014」で「全国新人賞部門第1位」「全国総合ランキング第3位」と異例のダブル受賞を果たしました。開店1年余りでトップランカーに躍り出た驚異のラーメン店として知名度は全国区。駅直結でさらに認知度は向上し、店内もおしゃれに生まれ変わったことで、これまで足が遠のいていた女性客やおしゃれ層にもリーチするラーメン店となりました。
また、子連れ客なども利用しやすいようにテーブル席を用意し、子供が食べやすい「ジャンボ焼売」メニューを突き出し的に注文できるようになるなど、これまで機会損失していた客層を獲得できる可能性が大きく広がりました。
壁面にはラーメン界で最も支持されるデザイナー青木健さんのイラスト
デザイナー青木健さんのTwitterでも紹介されています。
「ロゴマークと壁画を制作させていただきました。テーブル席もできて、ご家族連れにもご利用しやすくなりましたね」
「くじら食堂」が、本日21日、東小金井駅nonoaに移転オープンです(本日は11時〜売切まで)。ロゴマークと壁画を制作させていただきました。テーブル席もできて、ご家族連れにもご利用しやすくなりましたね(^-^) pic.twitter.com/YBDTeoaCAd
— ラ部青木健 (@ramenclubken) 2018年9月21日
もともとの「くじら食堂」ファンにとっては駅を利用するたびに「飯テロ」に遭うレベルの近さとなっており、全方位完璧な布陣となった新「くじら食堂」は駅利用者が100%行くかもしれないラーメン店なのではないでしょうか。
開店日から連日行列の人気ぶり
人気店の移設リニューアルオープンとあって、オープン日から行列ができていました。また、テーブル席が増えたことや回転効率の良さなどを評価する人も多く、リニューアルは大成功のようです。
東小金井『くじら食堂』さんにて❗️本日よりリューアルオープン‼️《特製醤油》♪(´ε` ) さすが🤨美味い💯👍💯💯タイミングよく入れて❗️後からドンドン並びが途絶えず‼️人気ぶりをものがっていますね👍 pic.twitter.com/dZzl5x4iFR
— yanagich (@yanagich) 2018年9月21日
俺のお気に入りの、くじら食堂が新店舗に。並びまくってる人気店や
— ドブにうむ (@dobunium) 2018年9月29日
#くじら食堂 で油そば+生卵を頂いてきた。新店舗に移って明らかにお客さんの回転効率がアップ。以前は行列が長いと「今日はやめておくかー」という時もあったけど、このペースなら大丈夫。というかオープン時のあの行列も割とあっという間に座れたし、ますます行きやすいお店になってくれたと思う(^^) pic.twitter.com/eK3i5nLhTH
— ラゴウ (@RAGOU_K) 2018年9月29日
店主は開業時から「食べ手に寄りたい」と食べに来る人が「美味しい」と感じてくれるかどうかを意識したラーメンづくりをされているようです。駅直結の商業施設に店舗を構えるということは当然、万人にも受け入れられなければなりません。ラーメン行列店の中には、ファミリー層に向かないものや、食べ手側にラーメンの経験値を必要とするものも数多く存在しますが、「くじら食堂」は“誰が食べても”美味しいと感じられるものを目指したところに今回の成功があるのかもしれません。気になった方は是非お店に足を運んでみてくださいね。
店舗概要
【店名】
くじら食堂
【営業時間】
月~土/11:00~15:00 17:00~25:00
日曜祝日11:00~15:00 17:00~24:00
【所在地】
東京都小金井市梶野町5-1-1 駅商業施設「nonowa」内