株式会社ジーユーエヌ(東京都港区)は、10代~50代のバレンタインチョコを貰ったことがある男性300名を対象に、バレンタインの意識調査を実施し、調査結果を発表した。
同調査の結果、全体では29.7%、30代~50代においては36.6%が、貰ったチョコレートを自分で全て食べきれず、その多くは妻・子供など家庭内で消費していることが判明。
食べきれない理由をたずねたところ、全体では「家族が欲しがるから(56.2%)」に次いで、「量が食べきれないから(16.9%)」・「甘いものが苦手だから(12.4%)」・「健康を気遣っているから(11.2%)」が上位項目となり、バレンタインのチョコレートに対する健康意識の高さが明らかとなった。
さらに、「貰うチョコに期待する気遣い」をたずねたところ、30代~50代では「味(56.1%)」に次いで、「量(20.6%)」・「カロリー(13.3%)」が上位項目となり、加えて「ほしいチョコ」をたずねたところ30代~50代では「美味しいもの(71.1%)」に次いで、「甘さ控えめ(27.2%)」・「体にいいもの(13.3%)」・「気遣いがみえるもの(13.3%)」が上位項目となった。バレンタインチョコに対する健康意識の高さに加え、ヘルシーなチョコを求めるヘルシー志向が明らかになった。
また、「バレンタインの贈り物」についてたずねたところ、「貰うならチョコレート」の45.0%に対し、「チョコレート以外」・「どちらでもよい」は55.0%と過半数を超え、チョコ以外の希望としては「クッキーやビスケットなどのお菓子」・「食べ物」などが挙げられ、貰う側の本心が浮き彫りとなっている。
<調査概要>
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2015年1月16日(金)~18日(日)
・調査対象:バレンタインチョコを貰ったことがある10代~50代の男性(15歳~59歳)
・対象者数:300人
1.バレンタインに貰うチョコレートの数(全体、本命、義理)
毎年のバレンタインに貰うチョコレートの数をたずねたところ、「1個~2個」が59.0%、「3個~4個」が33.3%となり、4個以内が9割を超えることが判明した。
また、その内訳として本命チョコと義理チョコの数をたずねたところ、本命チョコは「0個」が48.0%と半数近くを占め、「1個」が46.3%となり、「2個以上」は5.7%と少数。義理チョコは「0個」が7.0%、「1個~2個」が60.0%、「3個~4個」が24.7%という結果となった。
2.貰ったチョコレートを自分で食べない人は30代以上で4割弱
貰ったチョコレートを自分で食べるかたずねたところ、全体では29.7%が「全て食べない」もしくは「食べないものもある」と回答し、約3割が貰ったチョコレートを全て食べきれていないことが判明した。
30代以上では36.6%が「全て食べない」もしくは「食べないものもある」と回答し、4割弱が貰ったチョコレートを食べきれていないことが分かった。
3.食べないチョコは妻・子供の元へ
食べないチョコをどうするのかたずねたところ、全体では48.3%が「子供」、39.3%が「妻」、30代以上では65.3%が「子供」、51.5%が「妻」となり、特に家庭を持つ30代以上は家庭内で消費されることが明らかとなった。
4.食べない理由は健康意識の高さ
貰ったチョコレートを全て食べきれていない人にその理由をたずねたところ、全体では「家族が欲しがるから」が56.2%と最も高く、次いで「量が食べきれないから(16.9%)」・「甘いものが苦手だから(12.4%)」・「健康を気遣っているから(11.2%)」が上位項目となり、バレンタインのチョコレートに対する健康意識が高いことが分かった。
5.バレンタインチョコに期待する気遣いや、具体的に求めるチョコは“ヘルシー志向”
バレンタインチョコに期待する気遣いをたずねたところ、全体では「味(57.3%)」に次いで「量(22.0%)」・「形(13.3%)」が続くが、30代~50代では「味(56.1%)」に次いで、「量(20.6%)」・「カロリー(13.3%)」が上位項目となった。
加えて「ほしいチョコ」をたずねたところ、全体では「美味しいもの(73.7%)」に次いで、「甘さ控えめ(23.0%)」・「甘いもの(20.3%)」が続くが、30代~50代では「美味しいもの(71.1%)」に次いで、「甘さ控えめ(27.2%)」・「体にいいもの(13.3%)」・「気遣いがみえるもの(13.3%)」・「ヘルシーなもの(12.8%)」が上位項目となっており、30代以上はバレンタインチョコに対する健康意識の高さに加え、ヘルシーなチョコを求めるヘルシー志向を持つことが明らかとなった。
6.チョコレートへのこだわりが低いバレンタインの贈り物
バレンタインの贈り物についてたずねたところ、全体では45.0%が「貰うならチョコレート」とチョコレートを支持するが、「チョコレート以外」・「どちらでもよい」は55.0%と過半数を超え、チョコ以外の希望としては「クッキーやビスケットなどのお菓子」・「食べ物」などが挙げられていた。
7.普段から高い健康意識とヘルシー志向
「普段から健康に気を使っている人」は全体で62.3%となり、食事に関しては「間食はなるべく控えている」が47.7%、「食べ物のカロリーや成分を気にする」が39.3%と、高い健康意識とヘルシー志向が伺える。
同調査を受けて、男性側のバレンタインチョコに対する健康意識の高さやヘルシー志向が明らかとなったと同時に、チョコレート以外の贈りものを許容する男性側の本心も明らかとなった。
同社では、今後は、“ひと手間かけたヘルシー志向のチョコレート”や“チョコレート風味のヘルシー食品”がバレンタインの贈り物としてスタンダードになるかもしれないとしている。
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