日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ベルナール・デルマス)は、新たに『ミシュランガイド 兵庫2016 特別版』(日本語)を2015年秋に出版することを本日(2015年1月28日)に発表した。
ミシュランガイドは、厳選した飲食店および宿泊施設を紹介するガイドブックとして一世紀以上の歴史を持ち、ヨーロッパを中心に世界中の人々に親しまれている。日本では、2007年に『ミシュランガイド東京2008』を発行、そして2009年には関西エリア初となる『ミシュランガイド京都・大阪2010』を発行した。(2014年版より、関西エリアのガイドブックは『ミシュランガイド関西』となった。)これら2冊を年次更新し、日本の読者へ厳選した飲食店や快適なホテル、旅館など常に最新の情報を紹介している。日本での発行から9年目を迎えた今年、『ミシュランガイド関西』から神戸を抜粋、内容を充実させ『ミシュランガイド兵庫 2016 特別版』を発行することを決定した。
兵庫県は異国情緒漂う港町として栄える商業都市、神戸市や『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン第3版』に三つ星として掲載されている姫路城、二つ星として掲載されている城之崎温泉、また日本三古湯として名高い有馬温泉など様々な観光地があり、国内外から多くの観光客が訪れているとのこと。地理的にも北縁は日本海、南縁は瀬戸内海に面し中国山地や六甲山地が広がり、豊かな自然に恵まれている。日本海型の多雪気候、瀬戸内型の温暖な気候、中間的な特徴を有する内陸型の気候と地域により気候が異なるため、非常に多彩な食材の宝庫となっている。また流通面でも関西経済の中心、大阪などにもアクセスが良いため、多種多様な食材、食文化に恵まれているとしている。
これまで『ミシュランガイド関西』では神戸の都市部を中心に飲食店および宿泊施設を紹介してきたが、『ミシュランガイド兵庫2016 特別版』では、ミシュランガイドの調査員たちが県内をくまなく調査し、星つきのお店だけでなく、ビブグルマンや、星やビブグルマンはつかないものの調査員おすすめのお店も多く掲載される予定となっている。
日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長のベルナール・デルマスは、次のようにコメントした。
「これまで『ミシュランガイド関西』で神戸の食の魅力をご紹介してきました。今までご紹介しきれていない兵庫県の多様な魅力を発見し、読者の皆様にご紹介できることをとても嬉しく思います。私もこの秋、広大な兵庫県をドライブしながらおいしい料理を味わう旅をしたいと今から楽しみにしています。より多くの方に兵庫県の魅力をお伝えする一助になれたら幸いです。」
■ミシュランガイドについて
「ミシュランガイド」は、まだ自動車の黎明期であった1900年、安全、快適に遠くまでドライブを楽しむための情報をまとめた小冊子として生まれた。ドライバーのため、タイヤの使い方と修理方法、自動車修理工場、市街地図、ガソリンスタンドなどの実用的な情報や、旅を楽しむホテル・レストランなどの情報が満載されており、自動車を運転する人たちに愛されてきた。ミシュランの創業者であるアンドレとエドワールのミシュラン兄弟が目指したのは、自動車の活用を促進し、ひいてはタイヤ市場を発展させていくために、旅をより安全で楽しいものにすること、つまり、モビリティを向上させること。これは今も、ミシュランの地図ガイドなどの各種刊行物に共通の目標になっている。
現在世界24カ国を対象に発行されているミシュランガイドは調査員が選び抜いたおすすめの飲食店・レストランや宿泊施設を紹介。世界中に散らばる調査員はミシュランガイド独自の5つの評価基準を使って評価をしている。これにより、ミシュランの星は世界中どこでも同じ意味を持つ。兵庫県に一つ星が誕生すれば、その一つ星はパリの一つ星と同じ価値を持つことになるとしている。
5つの基準とは、
・素材の質
・調理技術の高さ、味付けの完成度
・料理の独創性
・コストパフォーマンス
・常に安定した料理全体の一貫性
を表す。この基準で評価されるのが星で、「皿の上のもの」、つまり純粋な料理の評価となる。
・一つ星:そのカテゴリーで特においしい料理
・二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
・三つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理
を表し、一つあるいは複数の星がついた料理店・レストランさらに旅館は、その国の中だけではなく、世界的にも優れているということになる。
一方、レストランや料理店のもてなし、しつらえ、器など、内装や外観、サービスなどは「快適さ」として「フォーク/スプーン」で分類されている。ホテルの快適さは「パビリオン」で表され、旅館の快適さは建物のマークで表されている。赤で表示されている場合にはその施設がより快適であることを表す。
ミシュランは毎年、全世界の90ヶ国を超える国々で、約1,000万部以上の地図、旅行ガイド、レストラン・ホテルガイドを発行している。
■ミシュランについて
11万1,200人の従業員を擁し、170カ国以上で事業を展開するミシュランは、タイヤ製造の世界的なリーダーで、持続可能なモビリティの向上を常に追求し、五大陸17カ国における67カ所の製造拠点で、航空機、自動車、自転車、建設用機械、農業用機械、トラック、モーターサイクルなどのあらゆる種類のタイヤを製造し、販売。また、旅行ガイド、ホテル・レストランガイド、地図、ロードアトラスを発行するとともに、電子モビリティサポートサービスの ViaMichelin.com を提供。研究開発は、ヨーロッパ、米国と日本(群馬県 太田市)にあるテクノロジーセンターで行っている。
■日本のミシュランについて
ミシュランの日本における歩みは、1964年、浜松町・羽田空港間に新設されたモノレールへのミシュランスチールラジアル“X”タイヤの採用から始まった。日本ミシュランタイヤは、日本とアジア向けの乗用車用タイヤの研究開発を担うとともに、モーターサイクル用、乗用車・ライトトラック用、トラック・バス用から航空機用、建設機械・農業機械用まで、幅広いレンジのタイヤを取り扱い、ガイドブック事業、ライセンスビジネスも展開している。
© 2011 Michelin Photos Copyright: Michelin