株式会社オレンジページは「オレンジページくらし予報」でおせち料理に関するアンケートを実施し、ここ3年でおせちを食べたと答えた人は約9割で、おせちが変わらない日本の食習慣であることを発表した。
おせちを食べた人のうち、市販のおせちセットを購入すると答えた人は16.8%で、購入先はデパートやスーパーが多い様子。おせちと一緒に食べるごちそうは、ハム・生ハムや刺し身と答えた人がそれぞれ4割を超えていて、もはや「今どきおせち」と言える。三が日におせちに飽きたら食べるものは、1位に普通のご飯、4位に普段のおかずが来ており、正月であっても食卓は意外と早く通常モードになっている。
■市販のおせちセットの購入者は16.8%。手作りするおせちは「煮しめ」「なます」「黒豆」。
ここ3年を振り返って、「正月におせち料理を食べていますか?」と聞いてみると、「毎年食べている(72.7%)」という回答が圧倒的。「食べたり、食べなかったりしている(17.2%)」と答えた人と合わせると「ここ3年でおせちを食べた人」は約9割にもなる。
おせち料理の盛りつけは、「手持ちのお重に盛りつける(50.1%)」と半数を超えながらも、「大皿、大鉢に盛りつける(43.8%)」という答えも多く、お重と大皿の併用またはお重を使わない家庭が増えている印象も。
ここ3年でおせちを食べた人のうち、市販のおせちセットを購入すると答えた人は16.8%。購入先は、「デパート(30.4%)」「スーパー(28.4%)」が3位の「料亭・和食店(12.8%)」以下を大きく突き放し、支持を集めている。
おせち料理を手作りする予定があると答えた人は54.7%。手作りするおせち料理のベスト3は「煮しめ(76.1%)」「なます(56.4%)」「黒豆(43.6%)」となっている。単品で購入するおせち料理は「かまぼこ(63.6%)」「伊達巻(51.5%)」「黒豆(45.6%)」「栗きんとん(40.4%)」という回答が多く見られた。
■「ハム・生ハム」「刺し身」は今どきのおせちの定番。チャーシュウなど肉系も人気。
おせち料理といっしょに食べる料理、ごちそうについて聞くと「ハム・生ハム(44.6%)」「刺し身・生の魚介類(40.5%)」が4割を超える回答を集め、もはや今どきのおせちの定番メニューと言える。それ以降人気なのは、「チャーシュウ・煮豚(21.5%)」「ゆでがに・かに料理(21%)」「ローストビーフ(19.4%)」が約2割の支持となっていて、肉と魚のごちそうが食卓に上がる機会が多い時期であることが伺える。
■おせちに飽きたら普段の食卓に。「鍋もの」「ラーメン」「カレーライス」も支持高し。
三が日におせち料理に飽きたらよく食べる料理を聞いてみると、「普通のご飯(56.9%)」「鍋もの(39.5%)」「ラーメン(34.4%)」「普段のおかず(33.7%)」「カレーライス(26.7%)」がベスト5。いわゆる白米とおかずというメニューや、冬の定番・鍋、ラーメン、カレーライスというラインナップからは、三が日であっても食卓は意外と早く通常モードになっている様子が伺える。
おせち料理としては、伝統的な料理に加えて、定番化した肉や魚のごちそうとともにお正月らしい豪華さを味わい、おせち以外に食べるものは普段の料理に戻るという今どきの食卓事情が伺える調査となった。
アンケート結果詳細
●調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・女性(有効回答数)980人
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2014年12月16日~12月19日
●「オレンジページくらし予報」について
「オレンジページくらし予報」とは、オレンジページ社のモニター会員約6万人の声を集めたリサーチ・コミュニティ。同社のモニターには、〈一般女性よりも「食意識」「「生活全般に対する意識」が高い〉という特徴がある。「オレンジページくらし予報」では、20代後半から50代の生活者の感じていることを引き出す。食意識を軸に対象者を6つのタイプに分類し、調査、比較検討することも可能。 WEB上でのアンケート調査、同社のサロンを利用した座談会など、相談に応じて展開。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、創刊29周年を迎えた生活情報誌。30代~40代の主婦を中心に幅広い読者層を抱えている。発行部数=348,980部(2014年印刷証明書付発行部数)。
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