宮下企画が運営する「パンとサーカス」では、7/10(月)からサルを使ったメニューを数量限定で提供する。
ここ数年前でジビエ(狩猟で得た野生肉)ブームで鹿や猪は身近な存在になったが、かたや滅多に出回らない幻の肉「サル」。昭和初期までは山間部で親しまれてきた日本の食文化の一つであった。近年ではサルの増加で農作物被害額は年間11億円にも及んでいる。
昭和の初め頃までは「ほかの山野獣に比べサルの肉は最も美味である」として食べられてきたサル。寒中のサルの肉は、黄色の脂がこってり付き、砂糖で味付けしたような甘味があり、比内鶏より数段美味いと記録されている。枝肉を味噌漬けにし、焼肉として食べるなど、冬の旬の味として珍重されていた。
東北では、サルの胎児を妊婦に食べさせると良いという民間信仰があったそう。アフリカ、南米、東南アジアなどの主なサル生息地では今でも普通に霊長類の肉を食べており、他の哺乳類と区別していないよう。
※1974年に狩猟対象獣から外され、狩猟鳥獣に指定されていない=猟期でも捕獲はできない。(捕獲可能なのは有害駆除許可が下りた時だけ)今回は島根県奥出雲で有害駆除されたニホンザルとなっている。
■メニュー 《完全予約制》
『サルのグリル サルサソース添え』 2400円
赤身のお肉は牛に近く、臭みは全くなし。噛みしめるとぎゅっと旨味が溢れる肉を、シンプルに塩コショウで。お好みで爽やかなサルサソースを。
『サルのスパイシー串 バナナ添え』 1200円
サルといえばバナナ。マリネした肉に数種のスパイスをまぶし、夏野菜と共に串焼きに。焼バナナの甘みと相性抜群。
※写真は2串。
店舗情報
店 名:新宿肉区 パンとサーカス
住 所:東京都新宿区新宿3-3-7 三慶ビル4F
アクセス:地下鉄 新宿三丁目駅 C5番出口 徒歩2分
JR 新宿駅 東口 徒歩7分
※メニューは数量限定、なくなり次第終了す。