一般社団法人日本フードアナリスト協会(理事長 横井 裕之)は、日本初の消費者による食品・食材に特化した総合評価・認証制度 「ジャパン・フード・セレクション」の審査を行い、2014年11月15日に、第10回目の受賞商品が決定したことを発表した。
同制度は、消費者が選んだ優れた食材・食品を認証する仕組みで、食品・食材に特化した総合評価制度としては日本で初の試みである。
【第10回 受賞商品一覧】
<金賞>「かに親分 たらばがに肩脚」 株式会社エバーイノベーションジャパン
内容量:1kg 販売予定価格:6,980円 (税込・送料込)
■かに親分とは
冬に最もおいしくなる、かにの王様たらばがに。同商品のたらばがには、入荷後すぐの釜茹でと、おいしさを逃さない急速冷凍で配送するため、獲れたて・茹でたての味を手軽に楽しむことができる。しかも、極寒の海で育ったかには特大サイズ揃い。ぎっしり詰まったプリプリの身を堪能できる。
■かに親分が安くて美味しい理由
同商品の羅臼工場は羅臼・釧路漁協に加盟する水産加工会社である。
(1)仲卸ではなく一次価格(浜値or直接)で仕入れてるので安い。
(2)もともと北海道のお寿司屋・料亭に蟹を卸しており、目利きに自信がある。
(3)「自社で加工」することでどの企業よりも安く蟹を提供できる。
(4)浜から直接自社工場、生簀、冷蔵庫に納品されるため幾度の輸送に手間取らず、何度も解凍のリスクにさらされないので新鮮で美味しい。
(5)たらばがには「ロシア領海」での漁獲がほとんど。工場の目の前がロシアなので情報網にも自信あり。
■評価されたポイント
・肉厚で食感が良く、美味しい。
・製造から流通まで安全性を重視し、品質が良い。
・コストパフォーマンスが良い。
・羅臼の好条件を活かしている。
・海洋深層水を使ったこだわり。
・ヨネスケによる宣伝効果。
・わかりやすくインパクトのあるネーミング。
<銀賞>「但馬牛まんじゅう」 株式会社但馬寿
内容量:12ヶ入り 販売価格:1,080円(税込)
■但馬牛まんじゅうとは
但馬の誇り「但馬牛」を象ったやさしい甘さの饅頭。何とも愛らしい形をした同商品は40年愛され続けており、同社ではさらに喜んでもらえる”美味しさ”を追求している。
同商品は、厳選したバターを使用することでコクと風味を出しているが、今までより甘さを抑えて生地をさらにしっとりと仕上げ、一個食べた後でまたすぐ食べたくなるような口当たりとなった。
40年という節目にあたり、2014年6月28日より40周年但馬牛まんじゅうキャンペーンを実施中。
■評価されたポイント
・バター香る黄身あんの懐かしい味わいと風味が好印象である。
・類似商品のようなぱさぱさ感がなくしっとりしていて口どけが良い。
・40年続く伝統の名菓でありながら品質向上に努めている点。
・食べ終わったときにもうひとつ食べたくなるサイズがちょうど良い
・ネットの積極的活用や地域の活性化にも誠実に取組む企業姿勢。
・ユニークで面白い商品名でどこの土産かも分かりやすく良い。
・見た目が可愛らしく、焼き色も綺麗で食欲をそそる。
<銀賞>「信州安曇野道祖神そば」 有限会社安曇野麺匠
内容量:550g(3食つゆ付き) 販売価格:600円(税込)
■安曇野道祖神そばとは
北アルプスの麓に広がる安曇野は日量70万トンを誇る一大湧水地であり、水温は真夏でも15度を超えることはない。環境省から「名水百選」のひとつに選定され、国土交通省からは「水の郷」の認定を受けている、自然に恵まれた地域である。
同商品は、その伏流水を練り水に100%使用。天然水を活用することで、そば粉が本来持っている「香り」を最大限に引き出すことが可能である。
また「包丁切り」の技術を再現し、単純な機械による切り出しと違って摩擦熱を最小限に抑えることで、食べるその時まで風味と歯応えを極力失わずに提供することを実現した。
さらに独自の保存技術により「無添加の生そばでは不可能」と言われた、「冷蔵保存2週間」を可能とした。
■評価されたポイント
・歯ごたえがよい・そばに合う「つゆ」の味が相性ぴったりである。
・1食あたり200円、コスパのよい商品である。
・つゆ単独でも楽しめる味わいである。
・天然水の利用。
・保存料無添加にもかかわらず、冷蔵保存2週間である。
・(ゆで汁が)そば湯として手軽に楽しめること。
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