森永乳業株式会社は、森永乳業グループとして初めて米国において、ヨーグルト事業を開始することを発表した。
森永乳業グループが国外でヨーグルトを販売するのは初めてのことで、「アロエ葉肉入りヨーグルト」を展開する予定。現地企業にて委託製造をおこない、「alove(アラブ) 」というシリーズにて展開。想定単価は1~1.5USドルを予定している。
「alove(アラブ) ストロベリー 」
米国のヨーグルト市場は、フルーツ入りヨーグルトのシェアが最も高くなっているが、日本で一般的な「アロエ葉肉入りヨーグルト」は販売されていないことから、米国のヨーグルト市場に参入。同社は、国内において、1994年に「森永アロエヨーグルト」を発売し、フルーツヨーグルト市場における新しいカテゴリーを築くとともに、アロエ葉肉入りヨーグルトのパイオニアとして市場を牽引してきた。その開発技術、ノウハウを活かし、今後の成長が見込める米国のヨーグルト市場に参入する。
2015年度の米国のヨーグルトの市場規模は約9,500億円であり、年平均成長率が約5%(出典:ユーロモニター、期間:2010年~2015年)と伸長している。一方で、一人あたりのヨーグルト消費量は、ヨーロッパ諸国や日本と比較し、少ない状況であることから、米国のヨーグルト市場は今後も拡大すると見込んでいるとのこと。
「alove(アラブ) ブルーベリー 」
また、米国においては、1985年に子会社である「Morinaga Nutritional Foods, Inc.(以下、MNF社)」を設立し、1986年より、主に長期保存可能な豆腐を販売。このたび米国で発売するヨーグルトは、MNF社の販路を活用する。
森永乳業グループは、「グローバル化の推進」を重要な経営課題としており、今回の米国でのヨーグルト事業開始も含めて、国際事業の強化を図っていきたいとしている。
販売エリア:米国
販売開始時期:2017年7月~9月(予定)
販売する商品:アロエ葉肉入りヨーグルト
米国で販売する新商品の商品名:alove(アラブ) オリジナル/ストロベリー/ブルーベリー
内容量:170g(6オンス)
想定価格:約115円~170円(1~1.5USドル)(予定)*USドル=113円
製造:現地企業にて委託製造(予定)
売上高目標:2019年(3年目)約38億円(約34百万USドル)