株式会社ぐるなびは、昨年から継続しているアベノミクス効果による好景気から、4月に実施された消費増税後も変わらず高価値・高価格商品の需要が続き、食においては“進化系”と呼ばれる付加価値がついた商品が数多く登場、酒類や嗜好品において“プレミアム”と銘打ったブランドや商品が流行し、このワンランク上のプレミアム商品を求める消費者意識は鍋料理にも及んでいることを発表した。
ぐるなびが一般ユーザーを対象に「この冬食べてみたい鍋」について聞いた調査でも、1位「プレミアム鍋」(84.4%)だった。また、食べてみたいプレミアム鍋の食材を聞いたところ、1位「カニ」、2位「フグ」、3位「フカヒレ」という結果となり、昨年より話題沸騰の肉ブームが一巡し、人気の根強い高級海鮮への注目が集まった格好となった。
「プレミアム鍋①カニ鍋」~冬の味覚の“王様”高級鍋の超定番~
高級志向の高まりによって、冬の味覚の“王様”ともいえるカニ鍋がアンケートでは1位となった。カニは冬に旬を迎える高級食材の中でも代表的な一品。使用するカニの種類に応じてさまざまな鍋のスタイルがあるが、カニそのものが高タンパク・低カロリーなので、高級なだけでなくダイエットにもよい、まさにプレミアム鍋と呼ぶにふさわしい鍋。スープはしょうゆベースが主だが、海鮮をたっぷり使い、味噌バタースープでコクのある味付けやカニトマト鍋などイタリアン風の変わり種も多くあり、これまでにないカニ鍋との出会いがある。
「プレミアム鍋②フグ鍋」~プリプリで新鮮なフグを贅沢に鍋で~
フグは“西のフグ、東のアンコウ”と並び評される冬の味覚を代表する食材。 その見た目から淡白な味と思われがちだが、旨みが強く、その身は噛むほどに味わいがある一品。9月末にはフグの初競りが行われ、いよいよシーズンの到来と言える。“フグちり”でポン酢とあわせて食べるのが一般的だが、醤油と砂糖で甘辛く煮込んだ割下を使用したフグ鍋や、フグのすきやきといった変わった食べ方も人気。
「プレミアム鍋③フカヒレ鍋」~肉のインパクトに負けない食材~
昨年より話題沸騰の肉ブームが一巡し、高級海鮮への注目が集まっていますが、肉のインパクトに負けないのがまるごとフカヒレ入りの鍋。フカヒレとして食される部分はサメ本体の約0.5%~1.0%と言われる大変貴重な高級食材で、ヒレの形を保ったものが最も高級とされている。今年はフカヒレ丼復活のニュースもあり、注目が集まった。ゆっくりと煮込むことで上質なコラーゲンが溶け込み、濃厚な出汁が出るので、美肌に非常に効果があると言われている。スープは塩味や鳥白湯スープがおすすめ。
○その他のプレミアム鍋
・空前の「雪の女王」大ヒット、白鍋=「雪見鍋」がブームの兆し。
大ヒット映画の「雪の女王」にあやかって、“白”と“雪”を連想させる食材・スープを使用した、見た目にも冬を感じて楽しめる白い鍋=「雪見鍋」に今注目が集まっている。「雪見」とは、降雪や雪景色を眺めて楽しむことを指し、ユーザーアンケートでも食べてみたい鍋として3位に選ばれている。
大根おろし・とろろ・わたあめなどをたっぷり使用した鍋や、濃厚なとんこつスープで白濁した鍋も冬らしさを感じられる。大根やとろろは食材の栄養価が高く健康にもよいため、家庭で子供と一緒に食べる鍋としてもおすすめ。
・「ヘルシー鍋」は外せない、女性支持率の高い「コラーゲン鍋」。
今回のアンケートでも2位にランクインした「ヘルシー鍋」。近年男女問わず健康志向が高まり、高齢化の波もあってこれからもヘルシー志向は拡大していくものと考えられる。“ヘルシーな食材”を使用した鍋は健康志向の高い女性陣から根強いブームとなっている。その中でも飲食店で取り扱いが多いのは、「コラーゲン鍋」のようだ。
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