サンクトガーレン有限会社(神奈川県厚木市/代表取締役 岩本伸久)は、2016年2月25日(木)より、長野県伊那市高遠の桜の花と葉を使ったビール「サンクトガーレン さくら」を、4月初旬までの季節限定で発売することを発表した。
同社では1年を通じて個性ある副原料を使った季節限定ビールを展開している。1月8日よりバレンタイン向けに販売したチョコビール4種計8万本は約1か月で完売。それに続く季節限定ビールとなる同商品は、ホワイトデーや花見にお薦めの一品となっている。
通常、ビールは大麦麦芽で作られるが、同商品は小麦麦芽も併せて使用。ビールの苦味のもとになるホップの使用は控えめにし、高遠の桜
の花と葉で風味付けされており、小麦麦芽の柔らかい口当たりと桜の風味が相まって桜餅を思わせる味わいが楽しめる。
使用しているのは桜茶などにも使われる食用の八重桜で、1回の仕込み(2340L)に60Kg使用するという。
【商品概要】
・商品名:サンクトガーレン さくら
・アルコール:5%
・容量:330ml
・価格:463円(税込)
・原材料:麦芽、ホップ、桜(花と葉)
※香料不使用
※日本は桜がビールの原料に認められていないため、表記は発泡酒。
・販売場所:直営ネットショップにて先行予約受付中(2/26朝まで一部商品がふるさと割で30%OFF)
東急本店、東急東横店、伊勢丹立川店、そごう神戸店、小田急藤沢店、イオンリカー(一部除く) ほか
・URL:http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/sakura/
【開発のヒントは「飲むお酢」。桜の花よりも葉の使い方にポイント】
同商品は、秋冬限定で販売中の焼リンゴビール「アップルシナモンエール」に長野県伊那市のりんごを使用している縁で、同市のもう1つの名物である「高遠の桜を使ったビールを開発してほしい」と伊那市長の要望により、2011年より試作を開始。高遠の桜は「天下第一の桜」と称され「さくら名所100選」にも選ばれるなど全国的にも有名である。
試行錯誤する中、ヒントになったのは「桜の飲む酢」。
「桜特有の香り成分は花よりも葉のほうが多く含まれている」という開発者による桜の使い方のアドバイスをヒントに、納得の味が実現したという。
反応を確かめるべく、2012年春に頒布会限定ビールとしてラインナップしたところ「意外な組合せだが旨い」「香りも味も桜」と予想以上に良い反応を得られたため、2013年には一般販売を開始。今春で発売4年目となる。
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