岡村製作所の食堂用家具「canteen(キャンティーン)」が「グッドデザイン・ベスト100」に選出。デザイン性や機能性、技術面などに高い評価。

投稿日:2014/10/06 13:55 更新日:

株式会社 岡村製作所(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中村 雅行)は、食堂用家具「canteen(キャンティーン)」が、2014年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、すべての受賞作品の中から特に優れた100件を選定する「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれた事を発表した。

「canteen」は、プロダクトデザイナー深澤直人氏デザインの、社員食堂向けに開発した木製家具シリーズである。チェアの快適な座り心地はもちろん、滑らかな脚のフレーム形状と並べた時の美しさが特徴で、素材はすべて国産木材を使用。その高いデザイン性や機能性、技術面などが評価されての選出となった。

【グッドデザイン賞とは】
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度である。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されている。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞だ。

岡村製作所は1962年に初受賞してから継続して受賞しており、今回の8点を合わせて505点の製品・施設が受賞、業界ナンバーワンのグッドデザイン受賞数となる。

【グッドデザイン・ベスト100とは】
全てのグッドデザイン賞の中から「明日を拓くデザイン、未来を示唆するデザイン」として審査委員会により特に高い評価を得た100点。また「グッドデザイン金賞」等特別賞の候補となる。

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
「連続で並べた時の美しさのために、椅子を押出し材を輪切りにしたような形状で構成したダイニング用家具。等幅に見えるフレームの太さを微妙に調整するなど、細部まで制御することで高い質感をつくり出している。平面から切り出した形状である細い左右脚は、強度のある合板との相性も良く、国産の木を使うという開発コンセプトとの整合性もとれ、様々な視点での考えが絶妙のバランスでまとめ上げられている。また木材を無駄なく使うため、そして表面の質感をそろえるために、合板の木口に突板を貼り、あえて木目を残した塗装にするという発想もすばらしい。(原文まま)」

■食堂用家具「canteen」の特徴
プロダクトデザイナー深澤直人氏デザインの、社員食堂やカフェ向けのチェアとスツールとテーブルで構成した食堂用シリーズ家具。「canteen」=英語で会社・学校などの食堂を意味する通り、オフィス・教育施設などの食堂をはじめとして、さまざまな施設で利用可能なデザイン性とアメニティ性を備えた家具である。チェアを横から見ると、まるで椅子の形を長く押し出した材を輪切りにしたかのようなフレームが特徴的で、外周を滑らかな一筆書きの線のように描いた形状となっている。
チェア・テーブルのほかにスツールを取り揃えており、チェアとスツールフレームにはカバ積層合板(芯材)、ナラ厚突板(表面)を使用し、テーブルにはクリ無垢集成材を使用。これらはすべて国産木材で、材の断面の質感や色のばらつきに関係なく材料をむだなく使うために、グレーの色で塗装を施している。チェアの背と座、およびスツール座のカラーは、10色のバリエーションから選べる。

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