梅を育てて五代目の株式会社東農園(あづまのうえん/和歌山県日高郡みなべ町、代表取締役:東 善彦)は、平安時代に村上天皇の病いが梅干で治癒したという故事にちなみ、丙申年である2016年に向け12年に一度の限定品として『丙申年の梅 五福』の販売予約を開始することを発表した。
【五福の縁起について】
古来より『申酉荒れる』という言い伝えがあり、『申年の梅は難が去り、縁起がいい』として、年の始めや大切な時に梅干をお茶に入れて福茶として食し、無病息災を願う風習が今も全国で根づき、申年に穫れた梅は特に重宝されているという。
【五福の調製について】
2016年の申年は閏(うるう)年にあたり、閏年は特に気候の変化や天変地異が多いと言われている。
同社では来年の恵方(南南東)に位置する自家農園で3回の神事を行い、また同じ方位に位置する梅農家と協力し、縁起を託し丹精込めて梅干を厳選、調製の上、壷に入れて熟成。予約を受けて2016年11月から発売する予定との事。
『丙申年の梅 五福』美濃焼・秀泉陶苑 乾山写し紅白梅壺 金箔入り
1.8kg 100,000円(税抜)
http://www.godaiume.co.jp/SHOP/759582/1033773/list.html
【五福の食し方】
1.家族や大切な人と、そして申年生まれの人が12年に一度訪れる縁起梅干を食する。
2.還暦のお祝いと併せて大還暦(120年)を願い食する。
3.正月の元旦の朝一番の水(若水)でお茶をたて、福茶としてご家族で分かち合って食する。
(昆布を添えて食する)
4.精気がみなぎる朝に食する。
5.祝い事や大切な願い事、そして慶事の時などに縁起を願って食する。
6.日常無病息災の心を込めて食する。
【五福の由来】
1.寿命が長いこと
2.財力が豊かなこと
3.無病であること
4.徳を好むこと
5.天命をもって終わること
(中国最古の古典『書経洪範』より)
【東(あづま)農園について】
紀州徳川家より名字帯刀を許され、300年・十六代を重ねた農園。十代目東 善八が、藩命により19年の歳月をかけ辺川地区(当園近隣地)の開拓と梅の生産に力を注ぎ、十一代目善右ヱ門の弟である善七が天保五年(1834年)に独立し、梅づくり一筋に現在五代目を迎えた。
▲1534年 室町時代の梅干(東農園所蔵品 非売品)
▲1903年 百年梅干(東農園所蔵品 非売品)
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