日本酒好きな“日本酒ガチ勢”さんに、コンビニの日本酒についてお話をうかがいました。
今回は、「高清水 純米大吟醸」についてです。
日本酒にはいくつかの名称があり、その一つに純米大吟醸というものがあります。
純米大吟醸とは、50%以下の精米歩合の米と米麴と水のみを使用した、吟醸造りという製法で造られる日本酒のことです。
この精米歩合というのが下がるほど職人の手間もかかっていることから、値段も高くなりがちです。
そんな中、今回ご紹介する秋田酒類製造株式会社さんの「高清水 純米大吟醸」は、高級路線の大吟醸でも安くで購入できます。
【1】スルスルと進んでしまいます
「高清水 純米大吟醸」
高清水純米大吟醸はちょっと良いスーパーやコンビニで購入することができます。
今回購入したのは300mlの少量タイプ。価格は613円でした。
力強い文字と金色のラベルが、いかにも「高級な日本酒」を演出しています。
1,000円以下で大吟醸を体験できるとあっては、購入するほかありません!
それでは製品情報を見ていきましょう。
冒頭でお伝えしたとおり、原材料は米と米麴。
精米歩合も45%と、大吟醸を名乗る条件である50%を下回っています。
商品説明を一通りみて、蓋を開けます。
ちなみに、今回は冷酒でいただきます。
お猪口に注ぐも、説明文にあったふくよかな香りというのは感じませんでした。
しかし、顔を近づけるとふんわりとした優しい香りが鼻の中を漂います。
ひとくち、口の中に含むと「水でも飲んだかな?」と思わせるほどのスッキリ感。
良くも悪くも無味無臭。これは驚きです。
冷酒という飲み方がそう感じさせるのかもしれませんが、この無味無臭さが飲みやすさを際立たせ、スルスルと進んでしまいます。
しかし、飲み進めるとスッキリとした味わいの中に、静かな華やかさを感じ始めることができます。
まったりとした時間を彩るにはオススメの一品です。
■「おすすめのアテ」
日本酒にアテはつきもの。
今回はよっちゃん食品工業株式会社さんの駄菓子「タラタラしてんじゃね~よ」をいただきました。
こちら、ただの駄菓子と侮ってはいけません。
魚肉のすり身がしっかりとはいっております!
駄菓子ということもあって、価格は50円前後。
辛味成分も入っておりますので、苦手な方は「カットよっちゃん」をオススメします。
高清水はスルスルと飲めるのが特徴で、あまりクセの強い日本酒ではないため、アテとなるおつまみはしっかりと味のついたものをオススメします。
■まとめ
高清水純米大吟醸は水のようにスッキリとしていて、飲み進めるとほのかな華やかさを感じさせる品の良いお酒でした。
今回ご紹介した少量タイプであれば、初心者の方でも手に取りやすいかと思います。
唯一、難点といえば「水のように」飲めてしまうため、どこまでも飲めてしまう。ということでしょうか。
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<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>