貰ったギフト券、有効期限切れになってしまったことはありませんか?
実はいま、人気のアイスチェーン「サーティワン」の収支について、官報ウォッチャーが「未使用ギフト券による爆益」を見つけ、Xで物議を醸しています。
サーティワンアイスクリームでは販売したものの利用されなかったギフト券で約3億円の収益を上げているということで、様々な声があがりました。
それでは詳しく見ていきましょう。
■サーティワン、未使用ギフト券で3億円の収益
X上で話題になったのは企業の官報ウォッチャーアカウントのポストで、「サーティワン」は「販売済みギフト券の未使用による収入」が「3億円超」というもの。
これの説明に「2023年も」と添えられており、「なんというか、毎年安定してる」と、皮肉にも企業の安定した収益の一部になっている様を伝えました。
この3億円は、「退蔵益」というもので、販売済みのギフト券が一定期間使用されず失効することで生まれる利益のこと。
ギフト購入者が前払いでお金を払い、未使用のためアイスクリームを販売していないのでアイスの原価代もかからず会社の利益となります。
サーティワンでは、全国の店舗で500円ギフト券とバラエティボックス6コ入りレギュラーサイズと交換できるギフト券を発売。
(使用期限がないギフト券)
このサーティワンのギフト券は使用期限がないので、使い忘れの場合は使用することをオススメします。
一方で、楽天市場で購入できポイントがつく、サーティワンのデジタルチケットは引換期限があるので注意が必要です。
(引き換え期限があるデジタルギフト)
ギフト券未使用による収益は年々増加気味で、2022年は約3.2億、2023年は約3億円を計上しています。
サーティワンの未使用ギフト券については
「3億円分31食べるのでください」
「3億円もギフト券の期限切れ…もったいない」
「ギフト券ってこういうメリットもあるのか」
「サティーワン、絶妙に人へのプレゼント向き、店舗がすぐそばにはないが噛み合ってる感じが大量の期限切れギフトカードを生み出してる気がする」
「BRのギフト券、自己消費ならともかく他人からもらってもわざわざアイスのためだけにお店に行くかって話があって、退蔵益が出やすいうまい仕組みだなって思った」
もったいないや退蔵益ビジネスを上手くやっているなどのコメントが上がっています。
■退蔵益ビジネスは他にも…
退蔵益ビジネスについては
「確かスタバの似たような収益あると聞いたことある」
「クオカードも同様に退蔵益が出てます」
「おもしろ。QUOカードとかも埋蔵益すごいらしいからね」
QUOカードなどを例に題して他の会社も収益を上げているとの指摘が上がっています。
■「東京駅開業 100周年記念 Suica」の有効期限が迫っている?
期限が迫っているという意味では、「東京駅開業 100周年記念 Suica」も話題。
JR東日本では「東京駅開業 100周年記念 Suica」を2014年12月20日に発売しました。
この「東京駅開業 100周年記念 Suica」について、JR東日本は1度も使用しなかった場合の失効日を2026年3月31日に決定しました。
今年3月末時点で、販売された約427万枚のうち、約250万枚が未使用のままとのこと。
ちなみに、失効すると同じデザインのカードとの交換や残高の移し替えができず、チャージとデポジットが返金されることになります。
未使用のギフト券で企業が利益を上げているのは驚きですね。また、ギフト券は出来るだけ早く使いたいものですね。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>