セブンイレブン・ジャパンは、「第2回セブンイレブン接客コンテスト全国大会」を開催。
この話題はニュースになる一方で、過剰接客を疑問視する声が多くあがり、物議を醸しています。
「接客コンテスト」の何が問題視されているのか詳しく見ていきましょう。
■セブンイレブンが「接客コンテスト全国大会」を開催
「セブンイレブン接客コンテスト全国大会」は、従業員のモチベーションアップ、人手不足に対応することを目的に昨年から開催されています。
第2回となった今回は2476人がエントリーし、地区大会、エリア大会を勝ち抜いた22人が全国大会に進出。
また、ファイナリストの22人は第一印象(身だしなみ・表情)・基本のレジ接客(挨拶・言葉遣い)・商品のおすすめ(商品価値伝達)・臨機応変さ(話し方・言葉遣い)・感動度(また来たいと思う瞬間)などの5項目で競い合い、ベトナム出身の従業員が接客の頂点に立ちました。
また、全国大会の会場となったLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)には、総勢1000名の従業員が観客として参集されました。
■「接客コンテスト」に肯定の意見
「接客コンテスト」については
「接客コンテストはまぁ自分の仕事のパフォが評価される嬉しさはあるよね」
今日は、第2回接客コンテスト全国大会の見学です!昨年以上に出場者のレベル高っ!」
「少なくてもこのコンテストに出ている従業員の皆さんそれぞれこの大会によって精一杯仕事頑張れるモチベーションにもなっていると思います」
などと従業員のモチベーションには繋がると肯定的な意見も上がっています。
■モチベ搾取!?「給料を上げろ」の声
一方では批判的な意見もあります。
「ここまでやらすなら時給8000円にしろ」
「接客コンテストとかいう世界で一番無理なやつ良い接客したら給料上がるとかならなんぼでもやるけど」
「なんでこれが従業員のモチベーション向上や人手不足対策になるんだ?それに従業員に高いレベルの接客を求めるなら給料を上げろ」
従業員の負担にもあるので時給を上げるべきと指摘されています。
■丁寧すぎて恋愛感情…犯罪リスクを気にする声も
また、コンテストで常連客という設定で登場した俳優と店員が親しげに話す場面については
「コンビニの接客コンテストみたいなのニュースでやってたけどコンビニの接客にその質を求めてる人ってどれだけいるのかな…」
「コンビニ店員の接客コンテストみたいなあれ。もちろん優しい店員さんがいてそれは素晴らしいのだけど、接客の仕方で勝敗を競うあたり、日本だなぁ…と思うし、店員さんへのストーカー被害とか犯罪リスク考慮しないあたりも、日本だなぁ…と思う。要するに浅はか」
などの声もあり、丁寧すぎる接客で恋愛感情を抱いてしまったり、鬱陶しいと感じられたりする可能性を指摘する人が。
評価ポイントに疑問を感じる人はいるようでした。
店員さんにとってモチベーションになる部分がある一方で、時代と合っていない印象も持たれてしまった今回の試み。
過剰な接客は物議を醸しており、特にXでは議論が加熱気味になっていました。
今後の動向にも注目が集まっています。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>