夏の暑さ対策に欠かせないのが、携帯用扇風機。
手軽に涼をとれる便利なアイテムとして普及していますが、使用中に突然爆発する危険性があることをご存知ですか?
「知らなかった」では済まない「使用条件」を頭に入れておいた方がよいかもしれません。
■胸元で大爆発・・・落としたら絶対使わないで!
携帯用扇風機の多くはリチウムイオンバッテリーを搭載しています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では「強い衝撃でバッテリー内部が破損すると、破裂や発火につながるおそれがあります」として注意喚起動画を公開。
動画では、リュックから取り出す際に手を滑らせて、アスファルトの道路に落してしまった携帯用扇風機をいつも通り首にかけて使用しようとすると、「強い衝撃を与えたものは、使わないでください」との警告が。
その後の実験映像では、マネキンの首にかけた携帯用扇風機が激しい音を立てて煙を上げながら爆発し、バッテリー部分が砕け散る大惨事が映し出されています。
これがマネキンではなく、実際の人間だったら…と考えるとぞっとしますね。
強い衝撃を与えてしまった場合には、使用を中止し、製造・輸入事業者や販売元の修理窓口に相談するようにしましょう。
■一般ごみと一緒に捨てないで!
その他にも、携帯用扇風機を一般のごみとして捨ててしまい、ごみ収集車内で押しつぶされて発火した事故も報告されています。
リチウムイオンバッテリーが搭載された製品の廃棄方法については、自治体の指示に従うことが重要です。
携帯用扇風機の爆発や発火のリスクを理解し、正しく使用して夏を乗り切りたいですね。
※情報は掲載時点のものです。
<編:GourmetBiz編集部>