猫がIHコンロのスイッチを押してしまい、火災が発生する事故が起きています。
さらに、犬がガスコンロの操作ボタンを押て、コンロの火が周囲の可燃物に着火して火災に至った例もあるようです。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、「もふもふプッシュにご用心!」と注意喚起し、ペットの安全対策を紹介しています。
■器用に前足で・・・飼い主がいない隙にキッチンへ侵入する猫
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、火災に至るまでの猫の行動を再現した動画を公開しています。
飼い主がいなくなり、部屋を探索し始める猫。おやつを探しているのか、キッチンの作業台に登ってしまいます。
すると、IHコンロの上に鍋を発見。興味津々で近づいた猫の足元にはIHコンロの電源スイッチがあり、前足でポチっと押してしまいます。
また、猫がキッチンカウンターの上を歩いていると、目の前にタオルの山が。猫はカウンターからタオルを落とし、そのタオルが運悪く電気ストーブにかかってしまいます……。
■ペットをお留守番させる時は「主電源を切る」「プラグを抜く」
このようなペットによる火災を防ぐために、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では「ペットを家に残して出掛ける際は、IHコンロや電気コンロは主電源を切ってください。また、操作ボタンをロックする機能がある場合はロックをかけるようにしてください」と呼びかけています。
IHコンロの上に金属製の調理器具があると、誤ってスイッチが押された際に加熱されてしまう可能性があります。コンロの周りは整理して、可燃物がないようにしましょう。
暖房器具などの電化製品は、使用していない時はプラグを抜き、ペットの行動範囲外に保管することで対策できます。
人間にとってはとても便利な生活家電ですが、ペットがいる場合は特に注意が必要です。安全対策をしっかりして、共に快適な毎日を手に入れたいですね。
※情報は掲載時点のものです。
<文・編集:GourmetBiz編集部>