「世界一美味しい」と称されることもある、日本のケンタッキーフライドチキン。
ところが、もしかしたら日本が誇るケンタッキーの味が変わってしまうかもしれないという、不穏なSNSの投稿が注目を集めているのです。
■“世界一美味しい”日本のケンタッキー、もしかしたら二度と味わえなくなる…?
X(旧Twitter)で、あるユーザーが日本のケンタッキーのチキンについて「世界で一番美味いと言う関係者が多い」と投稿。
そのユーザーによると、日本のKFCのチキンが美味しいのは「三菱のジャパンファームのニワトリ」だからだそうです。
この“ジャパンファーム”とは、三菱商事を筆頭株主のファームで、1988年に「日本ケンタッキーフライドチキン社の認定工場第一号」に認定されています。
(画像:公式サイトより)
国内有数の大企業が出資するファームで育てられたニワトリを使用しているため、世界一と称されるほどの美味しいチキンが提供できているのです。
ところが、先日、米投資ファンドのカーライル・グループが日本KFCホールディングスを買収すると発表。
三菱商事も保有株を全て手放す予定で、ケンタッキーはカーライルの完全子会社となる見込みです。
これを受けて、先程の投稿主は「KFCが三菱系から離れることで使うニワトリも変わり、味が落ちるのではないか?」と心配しているのです。
■米投資ファンドの子会社となる日本KFC、チキンに使うニワトリも変わる?
このXの投稿に対し、ケンタッキーファンのユーザーが続々と反応。
「今の美味しいケンタッキーが食べられるうちに食べておいたほうが良さそうですね!」
「この味ならコンビニでいいなになっちゃいそう」
「今のうちに食べておくか…」
このように、焦り始めている様子が見て取れます。
ただし、公式発表されたのは、あくまでも日本KFCが米投資ファンドの完全子会社になることのみなので、ジャパンファームからも撤退が決まったわけではありません。
しかし、もしジャパンファームのニワトリではなくなるとすれば、チキンの味が大きく変わる可能性も出てきます。
海外のケンタッキーで食事をしたことがあるというユーザーからは、「上海、ベトナム、タイ、フィリピンでKFC食べましたが。肉汁よりクリスピー好きなら外国のでもいいとはおもいますが、ジューシーで柔らかい日本のKFCは全く別物でした」との声も寄せられています。
■今のうちにたくさん食べておいた方がいいかも
一方、米投資ファンドの完全子会社となったからといって、すぐにニワトリを変えるとは考えにくいとの声もあります。
たとえば、「今より安く不味くしたらコンビニ各社との熾烈な競争にわざわざ首突っ込みに行くようなもんで、カーライルがわざわざそんな事するかねえ」といった予想も上がっています。
いずれにせよ、日本KFC買収は大きなニュースです。
そのままジャパンファームのニワトリを使い続け、世界一のチキンの味を守ってほしいところですが、心配な方は今のうちに食べに行っておいた方がいいかもしれません。
※情報は掲載時点のものです。
<編:GourmetBiz編集部>