物価高に低賃金、お金や仕事に関するネガティブなニュースが多いなか、「高収入」の仕事に就ている職業の人は「勝ち組」かと思いきや、それぞれに苦悩があるようです。
いま、Xで「転勤」に関する辛い体験談が話題になっています。
■「転勤」の連続で家族が疲弊
今回話題となったポストは、「ある東大OBの官僚が弁護士になったきっかけが悲しかった」というもの。
このポストを受けて自らの体験談を明かしたり、さまざまな意見があがっています。
Xのポストでは、司法試験に合格し行政機関に入省、いわゆる「官僚」と称されるポジションになった知人の悲劇が語られています。
その知人は、入省から短い期間に、東京から札幌、札幌から神戸、山梨、広島、国外へ2回ほど転勤したため、結果子どもを5つの幼稚園に通わせることになったのだとか。
転園を繰り返すため、なかなか友達はできずに子どもは泣いて登園を嫌がったそうです。
海外赴任もあったことで、彼も配偶者も疲弊し、退職することになったといいます。
その後、彼は弁護士になったそうで、「転勤」から解放されたのだとか。
「幼稚園入学から卒業までの間に、そんなに転勤させるなんてあんまりだ」と締め括られました。
■「分かる」自らの体験談をあげる声
このポストを受けて、自らの体験談を明かす声も。
「さすがにここまでヒドくはないけど、ウチも25年で15回全国規模の転勤よ。子供がいる人は幼稚園の卒園式の数日前に引っ越ししなければならなくてかわいそうだった」「小学生の間に都合6回、親父の仕事のために転校させられてたからこの子の嫌がりようは分かる」「自分も小学校入学前に5回、入学後に2回、転園転校してるけど国家公務員の子弟ってそんなもんよ」などの声があがっていました。
■「胸が苦しくなる」「時代にそぐわない」の声も
また、「転勤はもう時代にそぐわないんだろうな。環境変わるって結構ストレスになるのに、幼稚園児がわけも分からないまま五回も、なんてそりゃあ泣いて嫌がるわな…。」「だから皆さん単身赴任をなさるのか、納得した」「子どもの気持ち考えたら胸が苦しくなる」「なぜ省庁ではそんなに短期間に転勤させるのか?その結果、優秀な人材を失う。」「子どもが小さい頃は転勤なしみたいな法律作れないものかね」といった、さまざまな意見もあがっていました。
今回は、ある官僚が転勤をくり返し家族も疲弊したことから退職。その後、弁護士になったというポストが話題に。官僚以外でも転勤族を経験した人からの体験談もあり、さまざまな意見もあがっていました。どの職業でも子どもの負担が軽くなるような対策がなされることを期待したいですね。
<編:GourmetBiz編集部>