「すぐに剥がれる」という声もある「キズパワーパッド」ですが、その正しい使い方がSNSで話題を集めています。
■「キズパワーパッド」すぐ剥がれる問題
「バンドエイド キズパワーパッド」は、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が販売している絆創膏で、傷の痛みを和らげ、早くきれいに治すことで知られています。
完全防水素材で、シャワーや水仕事で貼ったままでいられるのも人気の要因。
擦り傷、切り傷、引っ掻き傷、あかぎれ、靴ずれ、軽度のやけどなどでは使用可能ですが、感染が見られる傷及び感染のリスクがある傷、低温やけどには使えないので注意が必要です。
そんな、キズパワーパッドですが、「すぐ剥がれる」「意外と簡単に剥がれる」といった声もあります。
そうしたお悩みを解決する投稿がいま注目を集めています。
Xで話題になっているのは、
・キズパワーパッド本体を貼る前に約1分手のひらで温める
・貼った後にも約1分手のひらで包み込み温める
というもの。
患部に貼る前後に体温で温めることで「マジで人工皮膚かのように馴染む」ようになるのだとか。
普通の絆創膏のような使い方で、ペタリと貼っている場合「損をしています」と締めくくりました。
キズパワーパッドが登場した当時を知っている人ならば当たり前に感じる情報かもしれません。
というのも、当時は物珍しい商品だったため「使用方法」にも注目が集まりました。
キズパワーパッド第一世代には広く認知されている可能性が高いでしょう。
しかし、初めからキズパワーパッドが存在している世代(第二世代)にとっては、意外にも「普通の絆創膏」と同じ並びで捉えている人が多いようで、この正しい使い方は浸透率が低いのかもしれません。
第二世代が損しないように、キズパワーパッドの正しい使い方について少しおさらいしてみましょう。
■「キズパワーパッド」は剥がし方にもコツがある
キズパワーパッドはまずはすぐに貼らずに、傷口を水道水で洗い流し、異物やバイ菌を取り除いてください。
次に、清潔なタオルやティッシュペーパーで傷周辺の水気を拭き取ります。もし、出血がある場合は止血を行う必要があります。
水分を拭いた後は、消毒はせずにそのままキズパワーパッドを貼り付けます。
貼る際には、両手で1分間温めてから貼り、さらに貼り付け後も上から手のひらで1分間温めることがポイントです。これにより、しっかりと密着させて剥がれにくくなります。
なお、肘や膝の傷は曲げた状態で貼ると綺麗に貼ることができます。
ちなみに、キズパワーパッドは毎日貼り替える必要はなく、感染の症状が見られなかった場合は最大5日間貼り続けることが可能です。
また、張り替えについては、正しいやり方でないと非常に痛い目に遭います。
実際、ネットでは「キズパワーパッドの張り替えってこんなにツライのかめっちゃ伸びて皮膚もってかれてクソ痛いんだけど…」という声も。
キズパワーパッドは剥がし方にもコツがあって、パッドの端を横に引っ張り、粘着面に空気を入れながらゆっくりと剥がすことです。
剥がれにくい場合は、お湯を皮膚と製品の間に流し入れる方法もあります。
キズパワーパッドは普通の絆創膏と同じように使ってしまいがちですが、水で油分を落としてから貼る前後に温めると剥がれにくくなることを覚えておきたいですね。
剥がすときに痛くならないコツは必須といえるでしょう。
※情報は掲載時点のものです。
<編:GourmetBiz編集部>