岩塚製菓株式会社(本社:新潟県長岡市/代表取締役社長:槇 春夫)は、2014年9月より、製造する全商品の原料米を国産米100%にしたことを発表した。
同社の考えるおいしい米菓とは、生地のおいしさとその生地に合う味付けから生まれるとしている。原料米を国産米100%にすることは、米の風味を味わえる生地を作るために不可欠なこだわりである。こだわりが生んだ「国産米100%使用の生地」に、探求を重ねた「味付け」。この2つが風味豊かな味わいの米菓を生み出している。
全商品のパッケージに「国産米100%使用マーク」をデザインし、原料米の原産国がひとめで分かるようになっている。同社では原料米を国産米100%にすることで、お客へおいしくて安全、安心な商品をお届けするとともに、日本の農業を支えていく姿勢を貫くとしている。
▼岩塚製菓の人気商品
岩塚製菓は1947年の創業から、受け継がれてきた創業者の言葉がある。
「農作物の加工品は原料より良いものはできない。だから、良い原料を使用しなくてはならない。ただし、良い原料からまずい加工品もできる。だから、加工技術はしっかり身につけなければならない。いくら加工技術を身につけても、悪い原料から良いものはできない(原文まま)」
国産米100%使用は、創業者の言葉に裏づけされた品質第一主義を貫き、おいしさと安全、安心を追求し続ける姿勢を明確にした結果である。
▼岩塚製菓の考える「おいしい米菓」
▼全商品のパッケージにデザインしている「国産米100%使用マーク」
■岩塚製菓について
岩塚製菓の前身である岩塚農産加工場は、信濃川の支流のひとつである渋海川に沿った豪雪地帯の越後・岩塚で産声をあげた。秋の収穫期が終わると出稼ぎに出てしまい、家族そろって冬を過ごせる家はほとんどないという村を「出稼ぎをしなくても食べていける豊かな地にするために産業を興そう」と志した2人の若者によってつくられた。
資金も、技術も、商売の知識もないなか、「地域のために」という思いと、品質第一主義を掲げ取り組んだ結果が、現在につながっている。
原料である「米」へのこだわり、良いものを開発し、つくる「技」、そして、おいしいものを届けたいという「心」。「米・技・心」という3文字には、岩塚製菓の商品づくりへの思いがこめられている。
(関連URL:http://www.iwatsuka.jp/tatsujin/)
■岩塚製菓のロングセラー商品
岩塚製菓には、親から子、そしてまたその子どもへと世代を超えて愛されている商品が数多くある。それは、米の旨みを活かした生地のおいしさにこだわり、味付けは濃くせず、あくまでも「米」のおいしさを第一とする商品づくりを守ってきた証である。
1966年発売『岩塚のお子様せんべい』
幼児でも食べやすく、安心して食べてもらいたいという思いから発売。岩塚製菓独自の口の中でとろけるような食感と化学調味料や香料を使わない素朴な味が特長。
1978年発売『味しらべ』
サクッとした口どけの良い独特の生地に、甘じょっぱさが懐かしいせんべい。発売当時とほとんど変わらない味わいが今でも人気の秘密だ。
1999年発売『黒豆せんべい』
うるち米の生地に黒大豆をたっぷりと練り込んで焼き上げている。黒豆の香ばしさと堅めの食感がおいしいせんべい。
2004年発売『新潟ぬれおかき』
たまり醤油を使用した特製のたれを、おかきの中までしっかりと染み込ませ、もちもちとした食感を実現。※2014年9月より原料米が国産米100%。
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