(画像:公式サイトより)
横浜生まれ、横浜育ち。横浜で半世紀暮らしている<hamaakari>さんが横浜のお花見スポットを教えてくれました。
1.三ッ池公園
2.根岸森林公園
3.掃部山公園
4.野島公園
5.山手公園
■さまざまな種類の桜が約1000本
(画像:公式サイトより)
①神奈川県立三ッ池公園
日本の「桜の名所100選」に選ばれたほどの見事な桜が楽しめる横浜市鶴見区の三ッ池公園。さまざまな種類の桜約1000本の競演が見られます。
園内にはその名の通り、3つの大きな池があります。池のほとりを縁取るように桜が咲き誇る様や、散りゆく桜が水面に浮かぶ様が本当に美しく、見とれるばかりです。
お花見を楽しんだ後はパークセンター裏手にあるコリア庭園も必見。李朝時代の邸宅を参考に建造された建物もあり、横浜市内で見られる数少ない韓国風の庭園です。
・公式サイト
https://www.kanagawa-park.or.jp/mitsuike/index.html
■まるで桜の海のよう
(画像:公式サイトより)
②根岸森林公園
日本初の洋式競馬場「根岸競馬場」の跡地につくられた根岸森林公園は、横浜市中区にあり、約400本の桜が「桜山」と呼ばれるエリアを中心に植えられています。
レストハウス付近から桜山を眺めると、まるで桜の海のよう!高台にあり、公園内も高低差があるため、開放的な空や芝生の緑とのコントラストが楽しめます。
桜山の裏手には「旧一等馬見所」という近代化産業遺産があります。根岸競馬場の観覧席だったもので、中に入ることはできませんが、外からその堂々とした風景を楽しむことができます。
・公式サイト
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/negishi/
■歴史に想いを馳せて
(画像:©横浜市 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)
③掃部山公園
JR桜木町駅から海とは反対側、紅葉坂の途中にある横浜市西区の掃部山公園。横浜開港に尽力した大老・井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)が公園名の由来です。園内には約200本の桜が植えられ、和風庭園や能楽堂も配置されています。
公園入口から広場へつながる道沿いに桜が咲き、ゆっくりお散歩とお花見が楽しめます。みなとみらい方面に比べ人も少ないので、のんびりとした雰囲気です。
広場の奥には井伊直弼の立像がそびえ、その周囲を桜が彩ります。直弼像の視線の先にはランドマークタワーをはじめとした高層ビルの景色が。
発展を遂げ、休日にはたくさんの人々でにぎわう現在の横浜の様子を見て、直弼はどのように思っているのでしょうか。
■桜と海、青空が織りなす絶景
(画像:公式サイトより)
④野島公園
横浜市金沢区にある公園。横浜市で唯一の自然海浜「野島海岸」があります。かつては浮世絵師・歌川広重の「金沢八景」にも描かれた風光明媚な場所として知られいます。
園内には桜の木が約160本あり、野島山展望台から眺めると桜と海、青空が織りなす絶景が楽しめます。展望台の他には「室ノ木地区」と呼ばれる場所があり、そちらは気軽なお花見にぴったりです。
広い園内の端には初代内閣総理大臣・伊藤博文の別荘として建てられた「旧伊藤博文金沢別邸」があり、立派な海浜別荘建築や伊藤博文に関する資料を見ることができます。
・公式サイト
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/nojima/
■異国情緒溢れるお花見
(画像:公式サイトより)
⑤山手公園
横浜市中区の山手地区は西洋館が立ち並ぶ異国情緒を感じられるエリア。桜の名所はいくつかありますが、その中でもおすすめしたいのは山手公園です。日本初の洋式公園、そしてテニス発祥の地と言われています。
園内の桜の本数は約30本と小規模ですが、大木が多いため、満開の時には桜のトンネルをくぐっているかのよう。
山手本通りから奥に入った場所にあるので、比較的落ち着いた雰囲気の中で桜を愛でることができます。
横浜山手テニス発祥記念館・旧山手68番館といった西洋館と桜の共演も素敵。西洋館の館内見学も楽しめます。
・公式サイト
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/yamate/
■まとめ
以上、横浜エリアでお花見を楽しめるオススメスポットをご紹介いたしました。
【プロフィール】
<hamaakari>
横浜生まれ、横浜育ち。横浜で半世紀暮らしている。若いころ在籍した職場が横浜市の建築物に携わる機関であったところから、歴史的建築物やまちづくりに関心を持つ。みなとみらい等代表的な観光スポットのみならず、横浜18区すべてを訪れ魅力的な場所を発見しSNSで紹介している。訪れた先で小さなカフェを見つけ訪れることも楽しみの一つ。
※情報は掲載時点のものです。内容は個人の感想です。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>