今ではすっかり定着したセルフレジやキャッシュレス決済。たまに現金で支払おうとすると、お金の投入口がどこか迷ったりしませんか?
ユニクロのセルフレジで現金払いしようとしたところ、意外な所にお金が入ってしまったという投稿が注目を集めています。
(画像:ユニクロ外観/撮影:GourmetBiz編集部)
■ユニクロのセルフレジで現金決済しようと小銭を入れたら…!
SNSで注目を集めているのが、ユニクロのセルフレジで買い物したというユーザーのポスト。
現金で支払おうとしたところ、セルフレジの「現金投入口」に慣れておらず、手前にあった「瀬戸内オリーブ基金」募金箱の「募金投入口」に現金を小銭を全部入れてしまったのだとか。
レジ横の募金の相場からすると、かなり「大金」を投入してしまったことが伺えます。
店舗によっては、セルフレジ上に募金箱が置いてあることもあるようで、小銭投入口と間違えて、うっかり募金箱にお金を入れてしまってもおかしくない配置にネットは大騒ぎ。
もっとも、投稿主自体は悲観することなく「瀬戸内の海がキレイになりますように」と笑い話にし、広い心で受け止めています。
これには他のユーザーからも「これは見事なトラップ」「いつもキャッシュレス決済だから知りませんでした」「これは注意しないと間違えますね」との納得の声が集まっています。
■もしかしたら、ユニクロの戦略かも…?
また、「ユニクロうまいな。募金箱の場所が絶妙だし、小銭分なら『まあいっか』と思えるし」と分析する人も。
ひょっとすると、募金を集めやすくするための戦略かも?と疑ってしまうくらい見事な配置に募金箱が置いてあります。
さらに、セルフレジは後ろに並んでいる人がいると無言のプレッシャーを感じて「早くしなきゃ」と、焦って会計を終わらせようとする人も多いのでは。
そんな時、小銭の投入口が見つかったら、たとえそれが募金箱でも気が付かずに「これだ!」とばかりに入れてしまうかもしれません。
しかし、誤りとはいえ「募金」したお金を「返してほしい」と願い出るのはなかなか勇気がいります。
「仕方ない」と自分の心に言い聞かせることになる可能性は高いことから、「わざとそこに置いてあるのでは?」と疑心暗鬼になる人が登場するのも頷けます。
■投稿主の広い心にネット民ほっこり「きっと幸運なことが起こるはず!」
今回、誤って募金箱に代金を入れてしまった投稿主ですが、「私的にはマイナスな感情はなく、むしろ寄付のきっかけをもらい徳を積んだと考えています」と、前向きにとらえているそう。
そんな投稿主に対して、他のユーザーからは「良いことしたから、きっと幸運なことが起こるはず!」「瀬戸内海と同じくらい広い心に感謝」など、絶賛の声が集まっています。
間違えて募金箱に入れてしまったからといって、返金を要求するのではなく、良いことをしたと前向きにとらえている投稿主さん、本当に人間が出来ていますね。
ユニクロに限らず、セルフレジで現金払いする際は、小銭の投入口を間違えないようにお気を付け下さい。
もっとも、間違えた先が募金箱なら、「良いことをしたから、まあいいか」と思えるし、一石二鳥かもしれませんね。
■補足:「瀬戸内オリーブ基金」とは
ユニクロは、2001年から店舗で「瀬戸内オリーブ基金」の募金活動を行っています。
「瀬戸内オリーブ基金」は、産業廃棄物の不法投棄事件によって汚染された豊島(てしま)や瀬戸内海の島々や沿岸部を再生する目的で、2000年に安藤忠雄氏と中坊公平氏が呼びかけ設立されたもの。
ユニクロは、この基金の趣旨に賛同し、2001年から店舗での募金活動を行っています。
また、ユニクロ従業員の中からボランティアを募り、豊島で植樹や海岸清掃などの活動も行っているようです。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>