防災に対する日頃の備えの重要性を実感する人が多いなか、警視庁警備部災害対策課がおすすめしている「防災ボトル」が話題になっています。
防災への備えといっても、必要な物は人によって様々。
ネット上では、「防災ボトル」に入れるべき物につして様々なアイデアがあがり、参考情報として共有する動きを見せています。
ダイソーなどの100円ショップでも手に入りやすい「防災ボトル」が携帯用の防災グッズとして新たに浸透しているようです。
(画像:時事)
■警視庁も推薦!簡単に作れて持ち運びしやすい「防災ボトル」
SNSで注目を集めたのが、警視庁警備部災害対策課の公式アカウントが投稿した「私は外出する際、各種グッズをウォーターボトルに入れた『防災ボトル』を持ち歩いています」というポスト。
災害は、いつどこで起こるかわかりません。そんな災害のときのために、私は外出する際、各種グッズをウォーターボトルに入れた「防災ボトル」を持ち歩いています。コンパクトに収納できるので、カバンやリュックサックに入れても気にならず、防災力を高めることができます。ぜひ、ご参考に! pic.twitter.com/YbGSGVe5iB
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) April 10, 2022
共にアップされた画像では、ミニライトやビニール袋、ばんそうこうやアルコール消毒液などの防災グッズが500mlの透明のボトルに入っています。
災害対策課によると、防災ボトルは「コンパクトに収納できるので、カバンやリュックサックに入れても気にならず、防災力を高めることができます」とのこと。
そして「ぜひ、ご参考に!」と呼びかけています。
■自分用にカスタマイズしやすいのが「防災ボトル」のポイント
すると、ネット上では防災ボトルを作ったことがあるというユーザーの声が続々登場。
あるユーザーは「持ち運びやすい・お金かからない・簡単にすぐ作れる」との理由から、ダイソーなどの100円ショップで必要なものをそろえてボトルに詰めることをおすすめしていました。
非常時に必要なものは個人差があるものの、共通のものとしては、以下のものが挙げられます。
・ミニライト
・ビニール袋
・エチケット袋
・簡易トイレ
・ばんそうこう
・常備薬
・アルコール消毒液
・非常食(個包装のようかん、飴など)
・現金
「こんなにたくさん入るの?」と思われるかもしれませんが、500mlのボトルには意外とたくさん詰められるもの。大きいものから順番に入れていくとたくさん入るそうです。
また、全部ビニール袋に入れてからボトルに詰めると、いざという時に取り出しやすくなります。
ボトルに詰めるものとしては他にも、
・ミニホイッスル
・油性ペン
・レインポンチョ
・寒い季節にはホッカイロ
などが挙げられます。
中身をカスタマイズしやすいのも防災ボトルのメリットですね。
■安く簡単に作れるので、ぜひ家族で「防災ボトル」の準備を!
防災ボトルを作ったユーザーによると、コンパクトなので毎日の通勤・通学時に持って行きやすく、職場や車の中に置いておくのもいいそう。
また「ボトルはしっかりフタをしておけば水に浮くし、中身を出して飲料水を入れることも可能」とのこと。
ボトルや防災グッズは百均でそろえられ、家族の分まで作っても数千円で抑えられるので、ぜひ全員分用意しておきたいですね。
小さなお子さん用には、住所の書いたメモを入れたり、持ち運びしやすいように350mlなど小さめのボトルを用意したりするといいかもしれません。
もちろん、防災で重要なのは必要なものを防災バッグ(リュック)に入れて用意しておくこと。
その上で、携帯しやすい防災ボトルを作っておくと、いざという時も安心ですね。
災害対策をしたくても何から始めればいいか分からないという場合は、まずは防災ボトル作りから始めてみてはいかがでしょうか。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>