不動産の購入は、その高額さゆえにとても勇気がいるもの。できれば、将来的に資産価値が下がらない地域に購入したいですよね。
では、どのような地域に不動産を購入するのがいいのでしょうか?
実は、とても役に立つ判断基準がネット上で注目を集めているのです。
(画像:AFP=時事)
■これから家を購入するならどんな地域がベスト?
X(旧Twitter)で、あるユーザーが不動産屋に「今後どの地域に家を買ったらいいか」と聞いたところ、「生鮮食品に強いスーパーがある地域」とアドバイスされたというポストを投稿。
不動産屋によると、生鮮食品というのは毎日管理して販売するために意外に人手がかかっているもの。
(画像:時事通信フォト)
つまり、コストやリソースを割いてでも毎日生鮮食品の維持管理を続けているということは、それだけ需要があり、地域が活性化している判断ポイントになると言うのだそうです。
また、「街選びの際は、生鮮スーパーに行って様子を見るのもいい」「買い物客の年齢層が比較的若い方がいいが、若い層ばかりを選ぶと湾岸エリアになる。それが嫌なら文教地区で生鮮スーパーがある地域を選ぶといい」などとアドバイスしてくれたそう。
このポストには、納得の声が次々と集まる展開に。
「生鮮食品にお金を払える層がいる地域の資産価値は落ちないんだろうな」
「確かに、生鮮食品に強いスーパーが近所にある地域は住みやすい」
「本質を掴んでいますね」
などの声が上がりました。
■ネット民からさまざまな「最強地域」が寄せられる「イオン、業務スーパー、成城石井…」
今回の投稿は東京近郊が例となっていますが、X上では、具体的にどのような地域が「生鮮食品に強いスーパーがある地域」なのか、さまざまな声が寄せられました。
「結局は、繁盛しているイオンの近くが最強」という投稿がされると「それなら東武練馬でしょ。あそこのイオン絶対撤退しない」「高速も環八も近くにあって、駅前にスーパー複数ある石神井公園が強い!」などの声が集まる展開に。
すると「業務スーパー、成城石井、肉のハナマサ、東急ストア、メガドンキがある!」「関西だとダイエー、ライフ、サンディ、コープこうべ等が徒歩圏内で超便利」など、皆さんお住まいの地域の便利さを自慢する投稿も数多く寄せられました。
■結局大切なのは、やはり「生活利便性」
冒頭の不動産屋のアドバイスは一理あるようで、あるXユーザーは「都心でも地方でも、スーパーがすぐ近くにある暮らしというのがいかに大事かをつくづく感じる」とポスト。
便利なスーパーが近くにあると住みやすく、人も多く集まり、資産価値の向上につながるという流れは確かにありそうですね。
(画像:AFP=時事)
他にも「1〜2万円の美味しいお寿司屋さんがあって、大学や図書館や病院がある地域がいい」との声も。食品だけでなく、文化施設や病院が充実しているかも重要そうです。
また、「駅近で、スーパーも近くて生活利便性の高いエリアは住んで良し、売って良し」「移動や買物を考慮すると、駅近がやっぱり強い」などの声も上がっています。
ネット上の声を見ると、生活に便利な店や施設が近くにある地域は人も増え、資産価値も向上しやすいと考える人が多いようです。
何を便利さの基準にするかはさまざまですが、「生鮮食品に強いスーパーがあるかどうか」は一つの重要な基準になりそうですね。
暮らしに密着した場所と、多くの人が気になる「お金」の話がうまく絡み合ったことで、大きなバズが生じたようでした。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>