人気漫画『ちいかわ』きっかけで「金目鯛の煮付け」がバズっています。
先日、「金目鯛の煮付け」がX(旧Twitter)上でトレンド入りする事態が起きました。
ユーザーたちがこぞって美味しそうな金目鯛の煮付け画像をアップし始め、それを見たユーザーがさらに「金目鯛の煮付け食べたくなった」「金目鯛の煮付けといえばこれ」と、大盛り上がりする展開に。
一体何が起きているのでしょうか。
■突如トレンド入りした“金目鯛の煮付け”美味しそうな画像が並ぶも…なぜ?
きっかけは、『ちいかわ』公式Xが7日にポストした漫画。
1コマ目に「煮付け」と書かれた美味しそうな料理が出てきます。
— ちいかわ💫アニメ火金 (@ngnchiikawa) November 7, 2023
これがXユーザーの間で「金目鯛の煮付けに似ている」と話題に。確かに、テラテラと赤く光る鱗が金目鯛にそっくりです。
そこで、なぜか『ちいかわ』の煮付けに影響されたXユーザーたちが、次々と美味しそうな金目鯛の煮付けの画像をポストし出すという現象が瞬く間に広がっているのです。
■『ちいかわ』衝撃展開がXユーザーを釘付けに
そもそもなぜ、「金目鯛の煮付け」がここまで話題になっているのでしょうか。
それは、『ちいかわ』の衝撃的なストーリーに理由があると考えられます。
1コマ目に出てきた煮付け、実は、「人魚の煮付け」だったのです。
1つ前のストーリーでは、島の民が復讐のため、人魚を「しるこサンド」でおびき出し、暴行を加えるシーンが描かれていました。その時点で人魚の生死は不明。
ところが、7日更新のストーリーでは1コマ目に煮付けが登場したことで、人魚が殺され「煮付け」にされてしまったことが分かったのです。
『ちいかわ』というかわいいキャラクターの漫画で起きたこの衝撃的な展開に、Xユーザーは大騒ぎ。
つまり、『ちいかわ』の煮付けはただの美味しそうな煮付けではなく、読者に強烈な印象を与える煮付けだったのです。
■皆さんご自慢の煮付けをアップする祭り状態に
人魚の煮付けが「どう見ても金目鯛の煮付け!」と反応したXユーザーは、こぞって美味しそうな画像を投稿。
旅先で食べた今までで一番美味しい金目鯛の煮付け定食から「今金目鯛の煮付け作ってます」というものまで、ありとあらゆる金目鯛の姿がアップ。
まるで「金目鯛の煮付け」祭り状態に。
さらには「ちいかわ全く読んだことないけど、金目鯛の煮付けっていうワードが目に付くから食べたくなった」と言い、実際に金目鯛の煮付けを食べに行く人まで出現します。
すると、昔人魚の肉を食べて不老不死を得たとされる「八百比丘尼伝説」で知られる静岡県の東伊豆町の公式Xまでが反応。
「脂が乗った稲取キンメを是非!」と、地元の金目鯛をアピールする展開となりました。
ちいかわで描かれた人魚の煮付けが金目鯛の煮付けに似ていると!金目鯛の煮付けでしたら、脂がのっている「稲取キンメ」の煮付けをぜひ!ちいかわたちにも食べてほしい…あまりの美味しさに長生き間違いなしです!ちなみに東伊豆町稲取には人魚の肉を食べて不老不死となった八百比丘尼が祀られています pic.twitter.com/NptU7PHc63
— 東伊豆町🍊 (@higashiizucho) November 7, 2023
■金目鯛、実は鯛じゃなかった
金目鯛は「鯛」と名前が付いているものの、実はタイ科の魚ではなく、深海魚です。
鯛は鯛でも、マダイやクロダイなどとは別の種類の魚なのです。
金目鯛の旬は冬ですが、どの季節でもよく脂が乗っており、煮付けにぴったり。
やわらかくて骨が少ないので食べやすく、子どもやお年寄りでも安心して食べられます。
『ちいかわ』では人魚の煮付けというショッキングな登場でしたが、描かれている煮付けがあまりにも美味しそうだったため、食べてみたくなった人も多いのではないでしょうか。
お家で作ってもいいですし、Xユーザーがポストしたお店に食べに行くのもよさそう。
今はレトルトになっているものもあります。
『ちいかわ』ブームに乗って、金目鯛の煮付けを楽しんでみるのもいいですね。
(編:GourmetBiz編集部)