ズルい裏技レシピ「シナモンロール」を爆ウマにする魔法の粉と「こねない」作り方!あの江口パティシエが徹底解説

投稿日:2023/11/14 10:03 更新日:

冬に恋しくなるシナモンたっぷりのもちもちスイーツ「シナモンロール」♡

爆ウマな「シナモンロール」が家で作れたら最高ですよね!

今回は超おいしいシナモンロールを「手抜きで作れる」方法をご紹介します!

シナモンロール

このレシピを考案したのは、ショコラティエでパティシエの江口和明さん。

スイーツ作りが好きな人で「この人のレシピを見た事がない人はいないんじゃないか」というほどの方です。

江口さんといえば、粉類を必ず「ふるって」と伝えていましたが、今回のレシピでは粉はふるいません。しかも、パンなのに捏ねなくて良いんです。

難しい工程がないので、パン作り初心者さんもぜひ試してみてください!

※こちらの記事は、江口パティシエのの了承を得て執筆・編集をおこなっております。

■プロの技が凝縮している!?シナモンロールの作り方

今回、この記事で取り上げている動画はこちら。

まずは材料です。

材料(18×18cm角形1台分)

【ロール生地】
強力粉 ……………… 240g
塩 …………………… 3g
きび糖 ……………… 35g
水 …………………… 150g
生クリーム ………… 40g
無塩バター ………… 25g
インスタントドライイースト … 3g
カルダモンパウダー …… 1g ※任意

【シナモンシュガー】
シナモンパウダー … 5g
きび糖 ……………… 40g
溶かしバター ……… 10g

【アイシング】
純粉糖 ……………… 60g
水 …………………… 10g

■粉をふるわずこねなくて良い!?レシピ通りにやれば失敗知らず?

次に作り方です。

【1. 温める】

シナモンロール

水に生クリームを加えて、600Wの電子レンジで約1分温めます。

生クリームがない場合はなしでも良いそう。牛乳を入れると生地が固くなってしまうので生クリームがない場合は水だけにしてください。

【2. 粉類を混ぜる】

シナモンロール

強力粉を入れたボウルの端に塩を入れます。

別容器できび糖とインスタントドライイースト、カルダモンパウダーを混ぜます。

材料(18×18cm角形1台分)
強力粉 ………………………… 240g
塩 ……………………………… 3g
きび糖 ………………………… 35g
インスタントドライイースト … 3g

カルダモンパウダーはなしでも良いそうですが、入れると「シナモンがめちゃくちゃ美味しく感じます。これ結構技です」とのこと。

きび砂糖、インスタントドライイースト、カルダモンパウダーを混ぜたら、強力粉の入ったボウルに入れます。このとき、塩にイーストと塩が直接触れ合わないように入れてください。塩が発酵を邪魔してしまうことがあるそうです。

粉類を入れたら混ぜ合わせます。今回は粉をふるう必要はなく、江口さんは「混ざれば良い」と話します。

【3. 液体と混ぜる】

【2】に【1】を混ぜます。

液体に粉を吸い込ませるイメージで混ぜてください。

目安はこれぐらい。粉感がなくなれば良いのでこねる工程は飛ばします。

シナモンロール

【4. バターを練り込む】

シナモンロール

室温に戻したバターを【3】に加えて、馴染ませます。

溶かしバターを入れてしまうと生地がガリガリになってしまうのでご注意ください。

【5. 発酵させる】

【4】にラップをして、湯煎で20~30分発酵させます。

室温などによって発酵具合は異なるので、下の写真ぐらいの大きさを目安に。【4】の2倍ほど膨らむまで時間を置いてください。

シナモンロール

【6. 生地を伸ばす】
シナモンロール

分量外の強力粉を生地をのせるまな板などにふるったら、その上で【5】を伸ばします。

めん棒を使うことで「中から綺麗にガスが抜ける」そうなので、家にめん棒がある人は使ってみてください。

手だけで伸ばしても大丈夫です。いずれにしても長方形になるように生地を伸ばします。

【7. バターとシナモンを塗る】

シナモンロール

溶かしバターを【6】の表面に満遍なく塗ったら、その上に砂糖とシナモンを混ぜたものをかけます。

【8. カットする】

シナモンロール

【7】を4cm幅ほどに切ります。

切らずに【7】を巻いて後でカットしても良いそうですが、これだと断面が潰れてしまうそうなので、切ってから巻く方が見た目は綺麗だと江口さんは言います。

【9. 巻く】

シナモンロール

カットしたら一つ一つ巻いていきます。

型に入れるときに閉じ目をつまむと剝がれにくいそう。

【10. 発酵させる】

シナモンロール

【9】にラップをして約20分発酵させます。

発酵の目安は下の写真を参考にしてください。

シナモンロール

【11. オーブンで加熱する】

しっかり生地が膨らんだら表面に生クリームを塗ります。これをすることでシナモンの香りを閉じ込めることができるそう。

180度に余熱したオーブンに入れて、170度で約40分焼けば完成です。

シナモンロール

アイシングは粉糖に水を入れて溶かしたものを完成したシナモンロールにかけます。

【アイシング】
純粉糖 ……………… 60g
水 …………………… 10g

シナモンロール

■アレンジは無限大!チョコやナッツを入れても◎

こねる必要なしのシナモンロールのレシピ。

魔法のような仕上がりにネット上では…

「こねないで済むとは!驚きです」
「香りが豊かで感動しました」
「こねていないのになぜ!?」

など、驚きの声が続々と上がっています。

江口さん曰く、アレンジも無限大のようで、「ナッツ入れたりドライフルーツ入れたり(シナモンの代わりに)ピスタッチオとかチョコレートペーストとか塗ったりしても滅茶苦茶美味しくできる」とのこと。

シナモンが苦手という人でも、アレンジすれば簡単に自分好みの味が作れるのは嬉しいですね。

まるで店頭に並んでいるかのような美しいシナモンロールを作れる今回のレシピ。是非ご自宅でお試しください。

■画像、レシピ提供:ショコラティエでパティシエの江口和明さん
東京や神戸の高級チョコレート専門店で研鑽を積み、その後「デルレイ」のベルギー本店で研修後、日本の「デルレイ」カフェのシェフに就任。現在は「パティスリー デリーモ」の総責任者として、シェフショコラティエ、シェフパティシエを務める。

自身のYouTubeチャンネルで簡単・美味しいスイーツレシピを多数発信しているほか、2022年11月に初の書籍『とんでもないお菓子作り』を発売。全工程を写真付きでわかりやすく紹介し、失敗なしのレシピを多数提案。

2023年1月には、レシピ本第二弾となる【新しいお菓子の作り方】も発売開始。たしかな味が自宅で再現できると話題になり、Amazonランキング1位に。購読者からは「バリエーションもあって大満足」と好評を得ている。

KAZUAKI EGUCHIチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCluB47fcS-RnvNjPHrXYS5Q

DEL'IMMO公式サイト:https://de-limmo.jp/

(編:GourmetBiz編集部)

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