はやくも正月の準備に気が回っている人もいるようで、お正月のおせち料理に欠かせない「かまぼこ」について、とある議論が上がり話題になっています。
正月前に価格が高騰する「かまぼこ」を今から「早めに買っておいた方がいい」という声があがり、思わぬ展開を見せました。
■かまぼこの値段が1本1000円?年末の急騰に備えて今買うべき?
X(旧Twitter)上で話題になったのは「かまぼこは年末になると価格が高騰するから、そろそろ買って冷凍しておくのがいい」というポスト。
「通常のかまぼこ」と「正月価格のかまぼこ」の価格が分かるスーパーの棚の比較画像をポストする人も登場し、「かまぼこガチ勢」による議論が沸騰します。
比較画像では、通常時は「税込み258円」で売られているのに対し、正月用のかまぼこ画像は「税込915円」、安いものでも「税込645円」となっており、かなり差があることが分かります。
これに早速反応したXユーザーから「確かに」「毎年駆け込みで買ってた」など共感の声が続出。
年末は正月の料理需要で急いで買う人が増えるため、通常のかまぼこより価格が高騰するのではとの声も上がります。
■正月用の高級品が出回るため、価格が高騰しているように見える
一方で、正月用のかまぼこはグレードも上がるため、その分値段が高くなるとの声も。
「1本1000円するかまぼこは、元から1000円する高級品」「その分通常の安いかまぼこが姿を消す」との意見も見られます。
ここで、有名人気店のかまぼこの値段を見てみましょう。
独自のコリコリ食感が人気の蒲鉾店・市村蒲鉾店のかまぼこ「海峡」は、1本850円。
また、かまぼこで有名な小田原の人気店・籠清の板付きかまぼこは2本入りで2160円。なかには1本5000円する高級品もあります。
人気店のかまぼこは、安くても1本1000円前後することが分かります。
ガチ勢さんの意見にあったように、通常の「安いかまぼこが姿を消す」ということが起きているようです。
つまり、価格が高騰するのではなく、高級品が棚に並ぶため実質的には「価格高騰」とは言えず、「商品ラインナップが変わる」という表現の方が相応しいかもしれません。
■かまぼこは冷凍保存できる?
正月前は、スーパーで高級品の扱いが増えることが「嬉しい」ユーザーもいるとはいえ、「いつもの安いかまぼこでいい」という人も。
そういう場合は、安いうちに早めに買って冷凍保存しておくという方法もあるようで、冷凍保存をおすすめする声も。
しかし、「かまぼこは冷凍すると食感を損ねる」との声もあがります。
かまぼこの中の水分が冷凍によって寄り固まり、解凍すると高野豆腐のようなスカスカの食感になってしまうのだとか。
もっとも、冷凍する際のコツさえ掴めば食感は保てるよう。
買ったばかりのかまぼこを1cm幅に切り、1つずつラップに包んで急速冷凍すると、水分が寄り固まらず食感がスカスカにならないで済むそうです。
■「かまぼこガチ勢」のおかげで勉強になる
様々な意見が交錯し、Xらしい面白い議論が沸騰しました。
「普段のかまぼこで十分」「端っこでいいから売ってほしい」と、正月でも通常のかまぼこを欲する人もいれば、正月はせっかくなので高級なかまぼこを食べたいという人も。
いずれにせよ、「正月は絶対かまぼこが欠かせない!」という声が多くあがっていました。
急に美味しいかまぼこを食べたくなった人もいるのではないでしょうか。
高級かまぼこを取り寄せてみたくなった人が増えたかもしれませんね。
かまぼこガチ勢によって、年末のスーパーの棚事情にみんなが詳しくなった今回のX議論。
多種多様な好みも判明し、勉強になりますね。
(編:GourmetBiz編集部)