あなたはこれまでラーメンを食べた瞬間に美味し過ぎて「鳥肌ゾクリ」とした経験はありますか?
またとんでもない店が誕生したようです。
■「すすった瞬間鳥肌がゾクリ」ゴッド級ラオタ・ラーメン官僚がガチで感動し過ぎ!
ラーメンを20年以上食べ続けてきたガチ中のガチのラオタであり、「ラーメン官僚」の愛称でテレビ等でも親しまれている田中一明さん。
生涯通算18,000杯超のラーメンを食べ、現在も年間700杯のラーメンを食べ続けていながら本業は官僚というゴッド級ラオタです。
ラーメン好きなら知らない人はいない有名人・ラーメン官僚が「センスの塊の如き逸品」「啜った瞬間鳥肌がゾクリ」と絶賛するのは『ramen clubトトノエ』。
東京・金町にあります。
『ramen clubトトノエ』は、今年4月にオープン。
前身は昨年6月まで沖縄県宜野湾市で約3年営業していた「麺処 わた琉」。
さっそくラーメンを見てみましょう。
(続き)鶏の存在感を高らかに押し出すのではなく、出汁の構成要素のひとつとして完璧に御し切れている点も、手放しで評価できる。サイドメニューの「肉玉じゅーしー」も、チャーシューのクオリティの高さが相まって、必食の名品クラス。万難を排してでも、足を運んでいただきたい、要注目店だ。
— かずあっきぃ~通称・ラーメン官僚~ (@kazutan0264) April 12, 2023
ラーメン官僚はこの日ラーメンの「醤油」と「肉玉じゅーしー」をオーダー。
ラーメンの味付けを決めるタレである「カエシ」と出汁の風味構成から麺の形状やトッピングの完成度に至るまで「センスの塊の如き逸品」と絶賛。
「啜った瞬間鳥肌がゾクリ」と一口目から尋常でない美味っぷりを体感しているようです。
「鳥肌がゾクリ」という表現はなかなか見受けられるものではありません。
それもそのはず「直近1年に食した醤油の中でも五指に入る、驚異的な美味さだ」とのことですので、ここまでの大絶賛は異例。
■「五指に入る」の驚異…この展開は間違いなく超美味い店!
年700杯食べてるラーメン官僚が「五指に入る」と表すということですので、700分の5の存在。
およそ140杯に1杯、出会えるかどうかの奇跡のラーメンということになります。
一般の食生活を送ってる人で置き換えると、2日〜3日に1杯必ず厳選された異なるラーメンを食し続けて、やっと巡り会えるかどうかの存在ということです。
ラーメン官僚のように365日全ての食事をラーメンに捧げている鬼才が「五指に入る」と評価するということは、それくらい驚異的な存在であるということです。
そう思うと「啜った瞬間鳥肌がゾクリ」というフレーズに、こちらもゾクゾクしてきますね。
もう一つ、この店の「異例」っぷりが垣間見えるのがラーメン官僚の「続き」ツイート。
一つのツイートでレポを書ききれなかった時にリプ欄に引き続きレポを綴ることあります。
この展開になる時は、間違いなく超美味い店。
続きにどんなことが書いてあるかというと、出汁に使用されている鶏においてその存在感を「高らかに押し出すのではなく、出汁の構成要素のひとつとして完璧に御し切れている」と、とにかく構成の素晴らしさ完成度を「手放しで評価できる」ことを綴っています。
サイドメニューの「肉玉じゅーしー」ですが、こちらも美味しそうですね。
この丼だけで行列店になれそうなくらいのビジュアルなのにサイドメニューとは贅沢です。
ラーメン官僚は「必食の名品クラス」とこちらも大絶賛。
サイドメニューまで名品揃いの『ramen clubトトノエ』を「要注目店」と締めくくりました。
■「移転」という表現じゃなく「凱旋」がアツい!
さて、『ramen clubトトノエ』ですが沖縄から移転してきた店です。
店主のTwitterアカウントを見ると、金町店のオープン前に以下のようなメッセージが。
「『麺処わた琉』から『ramen clubトトノエ』になります。自分のラーメンで伝えていきたい事や表現したいものが以前より少しずつですが変わっていき、考えに考えてこれからはramen clubトトノエという店舗名でやらせていただきます」
この店の美味しさの奥には店主の様々な思いがあるようですね。
すでに沖縄で評判が高かった『麺処わた琉』は約3年間営業。
閉店時には「今後は地元に戻り、またいつかは独立したいと考えてます」とメッセージを残しつつ、「楽しいこと、辛いこと全てが自分の糧にもなりました。沖縄のラーメン業界を変えるつもりで挑み、何度も何度も弾き返されそれでも少しは変わってきたかなと思います」と思いを綴っていました。
ラーメン官僚のツイートにあった「金町に凱旋」という文言。
単なる「移転」という表現ではなく勝ち帰る意味で使われる「凱旋」が使われていたのにはこういった背景があったようです。
「すすった瞬間鳥肌がゾクリ」となるかどうか、自身の感受性を試してみたくなりますね。
店名:ramen clubトトノエ
所在地:東京都葛飾区東金町1-20-14 吉六ビル1F
メニューなどは投稿時点の情報です。足を運ぶ時には、お店のSNSなどで営業時間や臨時休業などの情報をチェックしてください。
画像、情報提供:かずあっきぃ《自称・超ラーメンフリーク》(@kazutan0264)
【田中一明さんのプロフィール】
田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)
1972年生まれ。東大卒の現役官僚でありながら「超・ラーメンフリーク」として年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。生涯通算18,000杯超のラーメンを実食。テレビ番組への出演、雑誌やムック本の監修、ポッドキャストの発信等により、ラーメン情報を精力的に発信している。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条を持ち、新店から老舗に至るまで、47都道府県の店舗を探訪。信頼度の高さに定評がある。著書に「ラーメン超進化論『ミシュラン一つ星』への道」(光文社新書)など。