サンドイッチの定番として幅広い世代から愛されている卵サンド。ゆで卵とマヨネーズを和えて作るのが一般的ですが、今回は常識を覆す卵サンドをご紹介いたします!
まずはこちらをご覧ください。
たまりませんね…
見た目の色も滑らかさも、普通の卵サンドとは全然違うのが写真からも分かります。
もうとにかく映えまくってます!
さらに、パンを割ってみると黄身がトロ~リ…
この画期的な卵サンドを考案したのは、天才料理人・岩野上幸生さん(愛称:こうせい校長)です。
「SNS映えするインパクト大な見た目」「今までありそうでなかった食感」のサンドイッチ。やみつきになること間違いなし!是非一度お試しください。
■材料は意外とシンプル!
話題になった動画はこちら。
まずは材料です。
・食パン ……………………… 2枚
・卵 …………………………… 6個
・砂糖 ………………………… 1g
・マヨネーズ ………………… 55g
・からし ……………………… 5g
・ピュアオリーブオイル …… 10g
食パンの種類に指定はありませんが、こうせい校長曰く「焼かなくてそのまま食べて美味しいと感じる食パンを使うといい」そうです。
■作り方が斬新すぎる!
次に作り方です。
1. 卵を凍らせる
卵をパックごと冷凍庫に入れて1日凍らせます。
冷蔵じゃありません、冷凍です。いきなり驚きの工程からスタートします。
そもそも、卵の殻にはサルモネラ菌が付着している可能性があると言われています。
卵を冷凍すると卵白が膨張することにより、卵の殻が割れてしまうことがあります。
そのため、冷凍庫から取り出した卵は、常温で放置してしまうと割れた卵の殻からサルモネラ菌が増殖してしまうことも。
それを防ぐため、こうせい校長は「常温には放置せずに、流水で凍った卵の殻を剥きながら、サルモネラ菌が卵に混ざりにくいようにしていく」というテクニックを紹介。
卵の殻を全て剥いたらボウルに入れてラップをかけ、常温で溶かします。
2. 卵黄と卵白を分ける
常温で溶かした卵を卵黄と卵白に分けます。冷凍した卵を解凍すると、卵白は元に戻りますが、卵黄は弾力のある状態になります。
こうせい校長は「(卵黄の成分が)凍結することによってゲル化して、弾力性のある構造を形成する」と説明しています。
今回のレシピでは卵黄のみを使用するため、あまった卵白はスイーツなど他の料理にご使用ください。
3. 卵黄ソースを作る
ボウルに卵黄を入れ、滑らかになるまで潰しながらホイッパーで混ぜます。卵黄が滑らかになったら、砂糖、マヨネーズ、お好みでからしを入れ、卵黄と一体化するまでしっかりと混ぜてください。
4. 食パンの下準備をする
食パンを半分に切ります。立てて盛り付けることを考え「耳の部分ができるだけまっすぐな部分を下にできるように切る」のがポイントなのだそう。
また「食材が柔らかく分厚い場合は、包丁の先の部分を使って小刻みに動かして切ることによって、摩擦が少なくなるので断面を綺麗に切ることができる」のだそうです。
今回はポケットサンドを作るため、パンの両端を1cm程度あけ、包丁で切り込みを入れます。奥まで切りすぎてしまうと破れやすくなるため、奥も1cmほど余白を残します。切り終えたら、乾燥と形崩れを防ぐためラップをかけてください。
5. 卵を焼く
できるだけ小さなフライパンにオリーブオイルを広げ、卵を入れます。火を一番弱い状態でつけ、ゴムベラを使って高速で卵を混ぜ続けます。
滑らかな口当たりにするため「できるだけ卵のダマを作らないように、意識しながら混ぜていく」のがポイントなのだそうです。
生地が重くなってきたら火から外して混ぜ、再び火にかけるという作業を繰り返します。ホワイトソースやカスタードクリームを作るような意識で、生地がまとまったら出来上がった卵黄ソースはボウルに移してください。
6. パンに卵黄ソースを入れる
パンの切り込みに、ボウルに移した卵黄ソースを入れます。こうせい校長は「(大量作業をする場合は)絞り袋を作って卵黄ソースを入れると、効率よく作業することができる」とアドバイスしています。
今回作った卵黄ソースは、食パン2枚分とのこと。最後にスプーンで形を整えると綺麗に仕上がります。
■唯一無二の食感はリピ間違いなし!
この斬新すぎるレシピにネット上では「この発想には脱帽」「カスタードクリームみたい!」「マッシュポテトと合わせても美味しそう」「今度友人たちに振る舞います」と驚きの声が続々と。
卵さえ冷凍しておけば、お店で味わうような卵サンドが完成する今回のレシピ。見た目も綺麗なので、作ってSNSに投稿したくなっちゃいますよね。
贅沢な味わいを堪能できる「新しい卵サンド」、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
■画像、レシピ提供:料理人・岩野上幸生さん(愛称:こうせい校長)
1985年8月28日生まれのこうせい校長は、18歳から名古屋で料理の修行をしたのち、24歳で独立。現在は都内で2店舗を経営。
飲食店経営者として12年、料理人としては18年になるそうで、YouTubeチャンネル「飲食店独立学校 /こうせい校長 」も運営。「食を通して皆さんに楽しく役立つ動画」を発信しています。
【飲食店独立学校 /こうせい校長】
https://www.youtube.com/channel/UC_IE1NN9hk4eJbGbad-4LGg
身近なレシピや美味しくなるコツを公開した書籍『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』も好評発売中です。
■こうせい校長が経営しているお店はこちら
「くいどころ酒場 活(かつ)」
東京都中野区野方5−28−7 彩燈ビル2F
「花小金井のわいんばーる BUGreen(バグリーン)」
東京都小平市花小金井南町1−19−27 JTKビル101