ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国15歳から69歳の9,894名を対象に実施した「購買実態調査 プラントベースフード編」の結果を報告します。【スパコロ調べ】
近年、プラントベースフードと言われる動物由来のものを含まない植物性の食品を多く見かけるようになり、最近では植物性の原料で卵や肉料理と味や見た目に大きな違いがない食品も販売されるようになってきています。今回はそんなプラントベースフードの浸透状況とそれらを販売する企業として「カゴメ」を例に挙げ購買の声を調査しました。
※スパコロでは、長く愛される・話題のサービス・商品から、独自の選定を行い【認知率】~【利用率】のアンケートデータを発信します。
スパコロは、企業が保有するアプリ・WEB顧客をモニター化し自社顧客データとアンケートデータの統合と可視化により、One to Oneマーケティングでの最適化を実現します。
【サービスサイトURL/事例企業掲載】https://bit.ly/3AZrvBc
■プラントベースフード認知・購買状況は?
全国の15~69歳の9,894人を対象にプラントベースフードの認知・購買状況を聞いたところ、認知率21.3%、購買経験率6.1%、1年以内購買率5.3%、1ヶ月以内購買率3.1%。
プラントベースフードの認知率はいまだ全国で2割と多くないものの、購買経験者の約9割が直近1年以内に購買をしており、購買経験者の継続購買率の高さが伺える結果となりました。
■プラントベースフードに関する情報、どこで得ている?
ここからはカゴメのプラントベースフードを例に挙げ、購買者の意識をみていきます。
実際、購買者はどんな情報をきっかけとしてカゴメのプラントベースフードを購入したのでしょうか。カゴメのプラントベースフード購買経験者にきいた購入のきっかけとなった情報は上位から「テレビ番組/テレビCM」(56.8%)、「SNS」(32.4%)、「インターネット上の広告」(30.6%)、「ニュースサイト・アプリ」(30.6%)が続いています。
ユーザーの半数以上が購買のきっかけとして“テレビ“をあげる結果となりました。
■プラントベースフード、なぜ食べている?
カゴメの購買経験者にプラントベースフードを食べている理由は上位から「健康促進のため」(49.5%)、「野菜摂取のため」(37.8%)、「栄養摂取のため」(32.4%) 、「SDGsに配慮しているため」(27.9%)が続く結果に。
上位には“健康”関連の項目が多く挙がる結果となりました。
■カゴメプラントベースフードを食べて不満に感じている点は?
カゴメのプラントベースフード購買経験者にきいたプラントベースフードを食べて不満に感じている点は上位から「価格が高い」(36.9%)、「売っている場所が少ない」(25.2%)、「飽きやすい」(19.8%)、「食感が悪い」(18.0%)が続く結果となりました。
■プラントベースフード購買未経験者は購入意向は?
今後更なる市場拡大が期待されるプラントベースフードですが、今現在購買未経験者のうちプラントベースフードの購入意向がある人はどれくらいいるのでしょうか。
プラントベースフード購買未経験者に聞いたプラントベースフードの購買意向では「とても購入したい」(2.8%)、「やや購入したい」(15.1%) 、「どちらともいえない」(35.6%)、「あまり購入したくない」(17.2%) 、「全く購入したくない」(29.3%)。
購入意向がある人は計17.9%と、購買未経験者の約2割に購買意向がわかる結果となりました。
《総論》
今回はプラントベースフードについてカゴメを例に挙げ調査をしてみました。調査からはプラントベースフードが全国で約21%の人に認知されており、約6%の人の購入未経験者でも約18%に購入意向がみられる結果となりました。
サービスを拡大するタイミングでは新しい顧客をどう取り込んでいくかに注目する一方で、現ユーザーが何に満足をしてくれていて、なにを不満に感じているか知ることを忘れてしまいがちです。今回の調査のように顧客を定点観測することで得た顧客の意識を元に既存顧客向け、新規顧客向けのマーケティング施策を考えてみるのも良いかもしれません。
【調査概要】スパコロ『購買実態調査 プラントベースフード編』
調査方法:全国 15~69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2023年1月12日(木)~2023年1月13日(金)
有効回答数:9,894名