手作りスイーツの中でも難易度が高いとされるシュークリーム。上手く膨らまないという悲しい経験をしてきた人も多いのではないでしょうか。
そんなシュークリーム作りがなんと失敗なしで、簡単にできると話題になっています。
今回紹介するのは、ショコラティエでパティシエの江口和明さんが考案した「レンジで簡単!失敗しないシュークリーム」のレシピ。
生地とカスタード作りでは電子レンジの力を借り、後はオーブンで焼くだけで良いという方法なので、作り方はとてもお手軽。江口さんが指定した加熱時間などをきちんと守れば「チョコレートの香りがめちゃくちゃいい」シュークリームが出来上がるとのこと。
一度このレシピを覚えてしまえばアレンジも自由自在にできてしまいます。これまで失敗してきたという人もぜひお試しください。
■お好みで材料のアレンジを!
話題になった投稿はこちら。
<レンジで簡単!失敗しないシュークリーム>
仕込みに火は使わない!チンするだけ
だからブレない、安定して失敗しない
そんなシュー生地とクリームですポイントは
①焼いてる時は扉を開けない
②ラップをする濃厚でふわっと食感のシュークリームがおウチで作れます
詳しくは動画で紹介します↓↓ pic.twitter.com/hmJ9NmkZ7B— ショコラティエ/パティシエ/江口和明 @チョコレート情報を発信します@ショコラティエ @デリーモ (@EguchiKazuaki) January 11, 2023
まずは材料です。
◆生地
・水 ……………………………… 80g
・卵 ……………………………… 2個(Lサイズ)
・無塩バター …………………… 50g
・ココアパウダー ……………… 10g
・薄力粉 ………………………… 50g
◆カスタードクリーム
・グラニュー糖 ………………… 50g
・ビターチョコレート67% …… 60g
・生クリーム …………………… 150g
・牛乳 …………………………… 150g
・卵黄 …………………………… 2個
・薄力粉 ………………………… 15g
◆任意
・仕上げ用ココアパウダー …… 適量
※グラニュー糖をきび砂糖に変更することで、チョコレートの味に高級感が出ます。
※フルードセル1gを追加することで、より高級感のある味わいになります。
※水を牛乳に置き換えることで、焼き色が強くつき、香ばしい仕上がりになります。
■加熱時間は短時間!時間厳守で失敗知らず
次に作り方です。
1. カスタードクリームの材料を混ぜる
ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、泡立て器で混ぜます。一般的に、カスタードクリームは良く混ぜて作る必要がありますが、江口さん曰く「いっぱいガチャガチャ擦り混ぜる必要はない」のだそう。
卵黄とグラニュー糖が馴染んだら、ふるった薄力粉を入れて混ぜます。薄力粉が馴染んだら、牛乳を入れてさらに混ぜます。バニラなどを入れたい場合は、この段階で追加してください。
2. カスタードクリームを電子レンジにかける
1のボウルにラップをし、600wの電子レンジで30秒加熱したら取り出し、よく混ぜます。この作業を7回程度繰り返し、カスタードを作ります。江口さんが言うには「(一度に)長い時間レンジにかけちゃうと、硬くなっちゃったり、焦げたりする」のだそう。必ず回数を分け、記載の時間を守って加熱してください。
7回目が終わったら熱いうちにビターチョコレートを加え、予熱で溶かします。
江口さん曰く「ココアで作るよりも味が濃い」のだそう。カカオのパーテンセージが高いチョコレートほど、固い仕上がりのクリームになるそうです。
3. カスタードクリームを冷やす
ラップを敷いたバットに2を入れ、上からさらにラップをかけて乾燥を防ぎます。氷水や冷凍庫に入れ、急速に冷やすようにしてください。
4. 水とバターをレンジで加熱する
ボウルに水とバターを入れ、ラップをしてレンジで90秒加熱します。
加熱中にココアパウダー、薄力粉をあわせてふるっておきます。1度だとダマが残りやすいため「必ず2、3回ふるうようにしてください」とのことです。
5. 材料を混ぜる
電子レンジで加熱した4に、ふるっておいたココアパウダー、薄力粉を全量加えます。粉に水分を吸わせるイメージで、ゴムベラでよく混ぜてください。「艶が出て、ひとまとめになってくる」のが目安とのことです。
混ざったらボウルにラップをし、30秒の電子レンジで2回加熱します。生地が温かいうちに、溶き卵を3分の1ずつ加えてその都度よく混ぜます。卵を入れる量が少なすぎると卵に火が通ってしまうので注意してください。
「生地を落として、三角形になるくらい」が目安。仕上がりが固い場合は、卵を追加してください。
6. 生地を焼く
オーブンを200度に予熱します。天板は裏返してシリコンパットを敷き、絞りやすいよう5〜6cmのセルクルで模様をつけます。
5の生地を絞り袋に入れ、やや高さが出るように山型に絞ります。江口さん曰く「生地が温かいうちに絞って焼く方が、綺麗に膨らみます」とのこと。絞り終えたら、表面がしっかり濡れる程度、霧吹きで水をかけてください。
190度のオーブンで35〜40分焼きます。
7. クリームを仕上げる
生クリームは、ボソボソになるまでしっかりと泡立ててください。
3のカスタードクリームをボウルに入れ、ゴムベラで滑らかくなるまでほぐします。生クリームと混ぜて、絞り袋へ入れます。
8. 生地にクリームを挟む
シュー生地の上部を切り離し、中にクリームを絞ります。
切り離した生地で蓋をし、お好みでココアパウダーをふりかけたら完成です。
また、詳しい作り方は動画でも確認することができます。
■成功者続出!「時短にも程がある神レシピ」
このレシピにネット上では「シュークリームがレンジでできるなんて!」「初挑戦ですが、しっかり膨らみました」「カスタードが焦げるの怖かったので助かりました」「時短にも程がある神レシピ」など、絶賛する声が上がっています。
このままでももちろん絶品ですが、中にオレンジやバナナを入れるのもおすすめ。生地の表面にアーモンドをまぶして焼くスタイルのシューもあるようです。
アレンジも無限大の簡単絶品レシピをぜひお試しください。
■画像、レシピ提供:ショコラティエでパティシエの江口和明さん
東京や神戸の高級チョコレート専門店で研鑽を積み、その後「デルレイ」のベルギー本店で研修後、日本の「デルレイ」カフェのシェフに就任。現在は「パティスリー デリーモ」の総責任者として、シェフショコラティエ、シェフパティシエを務める。
自身のYouTubeチャンネルで簡単・美味しいスイーツレシピを多数発信しているほか、2022年11月に初の書籍『とんでもないお菓子作り』を発売。全工程を写真付きでわかりやすく紹介し、失敗なしのレシピを多数提案。
2023年1月には、レシピ本第二弾となる【新しいお菓子の作り方】も発売開始。たしかな味が自宅で再現できると話題になり、Amazonランキング1位に。購読者からは「バリエーションもあって大満足」と好評を得ている。
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本日発売【新しいお菓子の作り方】
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感謝の本屋さん巡りしてきます🙇🏻♂️まだの方はぜひ
今日はこの本見ながらYoutubeLiveです
一緒にスポンジケーキ焼きましょうまだの方はぜひhttps://t.co/qiJAeAVY9r pic.twitter.com/vKeNbeuTVI
— ショコラティエ/パティシエ/江口和明 @チョコレート情報を発信します@ショコラティエ @デリーモ (@EguchiKazuaki) January 13, 2023
KAZUAKI EGUCHIチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCluB47fcS-RnvNjPHrXYS5Q
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