物価高騰が続くなか「どうにか食費を抑えたい」と模索している人も多いのではないでしょうか。そんな節約の救世主的存在なのが、比較的安く手に入る鶏むね肉。そこで今回は鶏むね肉の"パサつく悩み"も解決したジューシーで柔らか、且つ家計にも助かる一石二鳥のレシピを紹介します。
鶏むね肉といえば、淡白な味わいが特徴的で、調理法によってはパサつきを感じやすい食材でもあります。ところが、ひと手間加えるだけで鶏むね肉とは思えないほど柔らかいぷるぷる食感に早変わりするのです。
そんな家計にも大助かりしそうなレシピを考案したのは、時短料理研究家・料理インフルエンサーの若菜まりえさん。まりえさん曰く「最強」で、味は「ご飯がすすみます」とのこと。
みなさんも、大人から子どもまで楽しめる『鶏むね肉がやわらかくなる魔法の節約レシピ』をぜひご堪能ください。
■柔らかさの秘密はブライン液!
話題になったツイートはこちら。
鶏むね肉がやわらかくなる方法!
肉の繊維を断つように切りブライン液につけて10分〜おくだけ!
さらに片栗粉もまぶせば最強です!
【甘酢あんがおいしい酢鶏】
ぷるぷるの胸肉に甘酢あんがからんでご飯がすすみます!#節約レシピ なのにしっかり満足 #まりせつ
詳しくは⬇️https://t.co/hyTkADKNbM pic.twitter.com/KICeWRR02z— つくりおき食堂まりえ (@mariegohan) September 3, 2022
まずは材料です。
・鶏むね肉 …… 1枚(300~330g)
・片栗粉 ……… 大さじ2
・ごま油 ……… 大さじ1
・にんじん …… 中1/3本(50g)
・ピーマン …… 小2個(60g)
☆水 …………… 120ml
☆砂糖 ………… 小さじ2
☆塩 …………… 小さじ1
★砂糖 ………… 大さじ3
★片栗粉 ……… 大さじ1
★酢 …………… 大さじ2
★醤油 ………… 大さじ2
★酒 …………… 大さじ2
■野菜たっぷりが嬉しい!何度でも食べたくなる美味しさ
次に作り方です。
1. ブライン液を作る
容器に☆の材料を入れて混ぜ、ブライン液を作ります。
まりえさん曰く、ブライン液とは「塩と砂糖を各5パーセント溶かした水溶液のことで肉をやわらかくする効果があります」とのこと。倍量で作る場合、水240ml、塩小さじ2(12g)、砂糖は大さじ1と小さじ1(12g)で作ることができるのだそうです。
2. 鶏むね肉を切る
鶏むね肉を広げ、繊維の向きが変わるところで3つのブロックに切り分けます。その後、繊維を断ち切るように、厚さ1cmほどのそぎ切りにしてください。
3. ブライン液に漬ける
切った鶏むね肉をブライン液に入れ、10分〜20分漬けます。蒸し暑い時期は容器にフタをかぶせ、冷蔵庫に入れます。
漬け時間が長すぎると、塩辛くなってしまうので、時間の調整に注意してください。
4. 野菜を切る
にんじんを厚さ2ミリの短冊切りに、ピーマンを縦に細切りにします。
5. 調味料を混ぜる
★の調味料を容器に入れ、混ぜ合わせます。
6. 片栗粉をまぶす
鶏むね肉を10分〜20分漬けたら、ブライン液を容器から流し捨てます。容器に片栗粉を入れ、鶏むね肉にまぶします。
7. フライパンで焼く
フライパンにごま油を入れ、片栗粉をまぶした鶏むね肉、にんじん、ピーマンを順番に乗せます。フライパンにフタをして、中火で3分焼きます。
まりえさん曰く「にんじんは焦げやすいので鶏むね肉の上にのせてください」とのことです。
鶏むね肉をひっくり返してフタをし、再び中火で2〜3分焼きます。にんじんはなるべく鶏むね肉の上へ乗せてください。
8. 調味料をかける
鶏むね肉に火が通ったら5を回しかけ、1〜2分ほど煮絡めたら完成です。
■まるで魔法!ジューシーな食感が楽しめる!
このレシピについて、ネット上では「美味しそう」「鶏むね肉柔らかく仕上げる方法知りたかったので、勉強になりました」「甘酢あん大好きだから作る!」と、絶品節約レシピの公開を喜ぶ声が上がっています。
節約中の強い味方になること間違いなしの、頼もしいレシピでしたね。ぷるぷる食感の絶品鶏むね肉を、ぜひお試しください。
また、まりえさんは現在、節約レシピに力を入れて発信をおこなっています。SNSで「#まりせつ」のハッシュタグをつけて、節約のために使いたい食材をツイートするとレシピを考えてくれるかもしれません。
「まりえ節約レシピ→略して #まりせつ」なのだそう。「いろんなもんが値上がってるんで今秋は #節約レシピ に力を入れて発信していきます」とのことなので、これからもまりえさんが発信するレシピから目が離せませんね。
■レシピ・画像提供:時短料理研究家・料理インフルエンサーの若菜まりえさん@mariegohan
・経歴と実績
子供の頃から料理と食品に興味があり、大学では食品生化学を専攻。卒業後は食品原料に携わる。
現在はレンジで作れるスピードおかずと簡単おやつの開発に注力。
webサイト「つくりおき食堂」では、まとまった時間がとれない忙しい方でも作り置きライフが続けやすいように、スキマ時間にパっと作れてサっと味が決まる時短おかずを紹介。
2017年レシピブログアワード 新人ブロガー部門グランプリ受賞。
著書に「忙しい人専用 『つくりおき食堂』の超簡単レシピ (扶桑社ムック) 」「忙しい人専用 『つくりおき食堂』の即完成レシピ (扶桑社ムック)」。
SNSで好評だったレシピを中心に集めたベスト版「忙しい人専用 つくりおき食堂の超ベストレシピ (扶桑社ムック) 」が発売され、こちらも好評です。
時短レシピサイト「つくりおき食堂」でも、たくさんの簡単レシピを公開しています。忙しい方の強い味方である作り置きおかずのレシピなども有名です。
https://mariegohan.com/