ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、東京都在住の15~69歳4,958名を対象に実施した「利用実態調査 サーティーワンアイスクリーム編」の結果を報告します。
スパコロは、顧客ニーズを把握して製品・サービス変革のきっかけづくり、実現のため“自社ロイヤル顧客の意識データを可視化“するSaaSサービスを提供しています。調査結果の詳細は以下から問合せ下さい。
【お役立ち資料公開URL】https://bit.ly/35GELeN
■サーティーワンの認知率・利用経験率・現在利用率は?
東京都在住の15~69歳の4,958人に聞いたサーティーワンアイスクリームの浸透状況についてみてみると、認知率82.8%、利用経験率72.0%、現在利用率30.9%、シーズン1回以上利用13.2%。
サーティーワンアイスクリームは認知者約9割がトライアルし、利用経験者の約4割が現在も継続利用、そのうち4割がシーズンに1回以上利用するという構造となっています。
■サーティーワンを利用するとき、どんなとき?
1年以内に利用した人に聞いた、サーティーワンアイスクリームを利用する状況についてみていきます。以下は、サーティーワンアイスクリーム以外を利用する状況についての自由回答をユーザーローカル テキストマイニングツールを用いて関連度が高いキーワードの傾向(共起キーワード)を分析・可視化した図です。
図からサーティーワンアイスクリームを利用する状況には「キャンペーンのとき」「新商品が出たとき」「店舗の近くを通ったとき」「他の買い物の休憩時」「家族が集まるとき」「暑いとき」「友人と一緒にいるとき」「子供が求めたとき」が挙がっています。
■サーティーワンアプリの利用率と店舗来店回数の関係性は?
次に、サーティーワンアイスクリームアプリについてみていくと、サーティーワンアイスクリームの1年以内利用者におけるアプリ利用率は30.7%。これに対し利用していない人の割合は69.3%。
アプリの利用の有無でサーティーワンアイスクリームの年間の利用回数を比較するとアプリ非利用者では5.6回、これに対しアプリを利用している人は18.5回とアプリ非利用者の3倍以上利用回数が多いことがわかります。
またアプリ利用者の平均で月に1.5回程度サーティーワンアイスクリームを訪れている計算となり、アプリユーザーのロイヤルティの高さがうかがえる結果となりました。
■サーティーワン利用時に比較するモノ・ブランドが「ある」は約 5 割。
『サーティーワンアイスクリームに代わって選んだり、サーティーワンアイスクリームとどちらを利用するか迷うモノやブランドはありますか?』という質問に対して、「ある」と回答した人の合計は、サーティーワンアイスクリームの 1 年以内利用顧客のうち 52.9%。これに対し「ほとんどない」と回答した人の割合は 47.1%。1 年以内利用顧客の2人に1人は他のブランドと比較することなくサーティーワンアイスクリームを選ぶことがわかります。
■サーティーワンの競合として想起されるモノ・ブランドは?
それではサーティーワンアイスクリームは他のどんなモノ・ブランドと比較されているのでしょうか。
サーティーワンを直近1年以内に利用した人に聞いた比較対象とされているモノ・ブランドでは、上位から「量販店のアイス」で25.3%、「ハーゲンダッツ」15.9%、「コンビニのスイーツ」8.5%が続いており、定の店舗ブランドよりも、量販店のアイスやスイーツがランクインの方が比較対象として上位にランクインしていることがわかります。
その他競合としては「カフェ」「スイーツ店」「アイスの自動販売機」「ファストフード店」などが想起されているようです。
■サーティーワン以外を選ぶ時はどんなとき?
続いて直近1年以内にサーティーワンアイスクリームを利用した人に聞いた、『サーティーワンアイスクリーム以外を利用する状況』についてみていきます。以下は、サーティーワンアイスクリーム以外を利用する状況についての自由回答をユーザーローカル テキストマイニングツールを用いて関連度が高いキーワードの傾向(共起キーワード)を分析・可視化した図です。
図からサーティーワンアイスクリーム以外を状況には「近隣他店利用」「アイス以外を想起」「目的がスペース利用」「気候」「混雑状況」「手軽に食べるアイスを探しているとき」「価格」「立地」があることがわかります。
グラフからは「手軽に食べるアイスを探しているとき」「気候」を理由とした離脱が多く起こっていることがうかがえます。
《総論》
今回はサーティーワンアイスクリームの利用実態調査をしてみました。アイスクリーム店の代表的なブランドとして高い認知率を得るとともに、都民の約3割が現在利用していることがわかりました。アプリユーザーでは平均の店舗利用頻度が年間18回以上と、アプリを活用したユーザーの囲い込みに成功している様子がうかがえます。
また、サーティーワンユーザーの競合想起では、「量販店のアイス」が1位に挙がっており、自由回答の結果でも「普段は量販店のアイス」に関連する回答が多く、店舗のブランドよりも「量販店のアイス」と使いわけられているということがわかりました。
購買データのみを分析しても、自社のサービス・商品がどんな状況で利用され、どんな理由で離脱が起こっているかをうかがい知ることは難しいことが多いと思います。スマートフォンの利用が浸透した今、アプリを活用し顧客の意識を知ることで、リピート要因、離脱要因を調べてみるのも良いかもしれません。
【調査概要】
スパコロ調べ『利用実態調査 サーティーワンアイスクリーム編』
調査方法:東京都在住15~69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2022年6月22日(金)
有効回答数:4,958名 ※人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施