名古屋市中央卸売市場 北部市場の大手仲卸、丸進青果株式会社は、ファーム事業として株式会社丸進ファームにて苺の栽培を展開、2022年4月1日より、国内出荷量1%の希少苺「よつぼし」を贅沢に使ったフリーズドライ苺「四重奏」の一般販売を開始します。
一般販売に先行して行われたMakuakeでのクラウドファンディングでは、開始わずか22時間で目標金額10万円に対し300%の売り上げを達成しました。その後も続々と購入いただき、期間終了を待たずして商品は完売。現在は、自社オンラインショップにて予約を開始し多くの人から予約を得ています。
極上のうまみを持つブランド苺「四重奏」
丸進ファームは、お客が望む「本当に美味しい苺」とは何かを追求することから始めました。一般的に苺は「大きくて甘い」が美味しいとされてきましたが、そこに素朴な疑問を得ました。
そこで、「懐かしい甘さ、ほどよい酸味、豊かな香りを併せ持つコクある美味しさ」によって、贈る人も食べた人も幸せになれる、この味こそが「本当に美味しい苺」と言えるのではないかと考え、苺によって「幸せな時間」をより多くの人に体験して欲しい、という強い想いから2017年に自社ブランドの苺開発に着手致しました。
数ある品種の中でも、甘さ、酸味、風味そして、コクが揃っている品種「よつぼし」に着目し、栽培をはじめましたが、ここから予想を超える奮闘が始まりました。
他の品種に比べて繁殖が旺盛なため葉掻きや株整理に手間がかかり、その上収量が少ないので、「よつぼし」専門で苺を栽培している農家はあまりありません。
厳しい条件の中、理想の苺を栽培するために、人の手だけではなく一番労力が必要とされる水や肥料については「施肥灌水システム」を導入し、そして日照や気温、二酸化炭素などには「環境制御システム」を設置し、「スマート農業」に挑戦。しかし実際に栽培してみると、想像以上に作業が追いつかず、更に他のトラブルも発生し数多くの困難に直面する事となりました。それでも多くの人々に「本当に美味しい苺」を届け、幸せな時間を体験して頂きたい一心で、決して諦めることはありませんでした。
そして構想から2年が経過した2019年11月14日、最初の実が成り、念願の苺「よつぼし」の栽培に成功。更にその中から、厳しいサイズと糖度検査に合格した3Lサイズ以上で糖度が13度以上を保証した粒のみを厳選した独自ブランド「四重奏」が完成したのです。
お客の願いをかなえるためにたどり着いたフリーズドライ製法
苺「よつぼし」の収穫時期は毎年12月から5月頃までと限られ、現在は、果実専門店や百貨店など東海地区の限られた店舗でしか取り扱いがありません。
そのような中でお客からは、「通年で濃厚な味の苺が食べたい」「常温保存したい」という声を数多くいただきます。お客からの声は嬉しい反面、届けられない悔しさに歯がゆい思いを抱えながら、どうにかできないかと様々な方法を模索し続けてきました。
その中でたどり着いたのがフリーズドライ製法です。
フリーズドライにすることで、90%の水分がなくなった分、味は濃厚になり、フレッシュ(生)のブランド苺「四重奏」と遜色がない「コクのある美味しさ」を実現することができました。自信をもってお勧めできる、贈る人も食べた人も幸せになれる“フリーズドライ苺「四重奏」”の完成です。
フレッシュの苺「四重奏」に続き、新たに四重奏ブランドに加わった特別な苺をぜひ体験してみては。
一般発売に合わせて商品ラインナップも強化
4月1日の一般販売開始に合わせてクラウドファンディング時にはなかった商品、フリーズドライ甘酒「四重奏」も同時発売。希少品種「よつぼし」の果汁をたっぷりと練りこんだ砂糖と酒粕のパウダーを使ったオリジナルの甘酒となっています。カットして食べやすくしたフリーズドライ苺「四重奏」も入っています。
よつぼしが持つ極上のうまみと甘酒のやさしい甘さが相性抜群なことから生まれた本商品は最後の一滴までよつぼしの美味しさを楽しめるようになっています。
酒粕を使った甘酒なので、栄養価も非常に高く手軽に栄養補給ができます。
それだけでなく女性には嬉しい冷え性の改善や疲労改善が期待でき、他にも整腸作用や美肌効果など嬉しい効果が盛りだくさんです。
食べ方は簡単で、お湯や冷水に混ぜるだけ、冷水でも簡単に溶けるのでこれから気温が高くなる季節には冷やし甘酒として味わうのもお勧めとなっています。
また、酒粕を使ってはいますがアルコールは検出されていませんので小さなお子さんや受験生、年配の方など年齢を問わず楽しめるようになっています。