イオン、「トップバリュ グリーンアイ」から奄美大島にて完全養殖の本まぐろを販売開始。

投稿日:2015/06/04 13:52 更新日:

イオンは6月5日(金)、総合スーパー「イオン」、食品スーパー「マックスバリュ」など2,000店舗で完全養殖の本まぐろ「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」を発売することを発表した。
完全養殖の本まぐろの販売は、国内プライベートブランド(PB)商品では初。同社では、完全養殖の本まぐろとして日本最大の販売量を目指すとしている。

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【さっぱりしながらも“とろける食感のおいしさ”】
同商品は、水温が年間を通じて安定している奄美大島の養殖場で3年以上大切に愛情をこめて育てられた本まぐろである。
「おいしさ」と「鮮度」を一番に考え、水揚げ後、約2分で血抜きを行い、店舗まで「生」で運ぶことで、消費者に奄美の本まぐろのおいしさをそのまま提供する。
その味わいは天然本まぐろと比較し、中トロは酸味が少なく、さっぱりしながらもとろけるような食感が堪能できる。赤身部分はバチマグロやキハダマグロと比較し脂分が多く、トロのようなおいしさが楽しめる逸品となっている。

【「安全・安心」のブランド「トップバリュ グリーンアイ」基準に基づき品質管理を徹底】
同商品は、おいしさに徹底的にこだわる一方、安心して購入できる安全性の担保と自然環境への配慮も併せ持つ商品に与えられるブランド「トップバリュ グリーンアイ」にて販売する。

エサは化学飼料を使わずに人間が食す基準で魚を選定。エサとなる魚は、加工品で使った後の残渣や規格外も使用し、資源の有効活用も行っている。
このほか年一回、海底の生物の有無など養殖場周辺の生態系への配慮に向けて水質検査を実施するなど、奄美の海の自然環境にも配慮してまぐろの飼育を行っている。

【「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」商品概要】
<大トロ>
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口の中に入れた瞬間、とろけるような柔らかさ。ふわっと広がる脂の旨みと甘さは格別の逸品。
・商品名:トップバリュ グリーンアイ生本まぐろ大とろ(養殖)お刺身用
・本体価格:1,780~1,980円
・税込価格:1,922~2,138円
※価格は100gあたり
・原料原産地:鹿児島県

<中トロ>
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脂ののりと赤身のバランスが絶妙。コクがあるのにさっぱりとした後味が魅力。
・商品名:トップバリュ グリーンアイ生本まぐろ中とろ(養殖)お刺身用
・本体価格:1,280~1,780円
・税込価格:1,382~1,922円
※価格は100gあたり
・原料原産地:鹿児島県

<赤身>
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もちもちの食感で濃厚な味わいが楽しめる。
・商品名:トップバリュ グリーンアイ生本まぐろ(養殖)お刺身用
・本体価格:798~1,180円
・税込価格:861~1,274円
※価格は100gあたり
・原料原産地:鹿児島県

【販売概要について】
□販売期間:2015年度は6月5日(金)より2か月間程度販売予定。
(販売状況によって変更の可能性あり。)
□販売数量:3,500尾(イオングループ年間合計)

□展開店舗数:
北海道から九州まで(沖縄は除く)の総合スーパー「イオン」「ダイエー」、
食品スーパー「マックスバリュ」など約2,000店舗(品揃えの有無は店舗により異なる)

□特長:
・卵から水揚げまで一貫管理
・水揚げから血抜きまでを約2分で行い、低温管理で店舗まで“生”でお届け

【参考】
<本まぐろを取り巻く環境>
本まぐろはクロマグロとも呼ばれ、昨年11月には「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が大西洋クロマグロの漁獲枠拡大を決定。一方で、同月「国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある野生生物を指定する「レッドリスト」に太平洋クロマグロを追加した。
さらに同12月には「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」本会議にて、太平洋クロマグロの未成魚の漁獲量半減が可決され2015年から運用が開始している。

<当商品の販売に至る経緯>
天然本まぐろの資源管理強化にともない、環境配慮型商品の拡充は小売業において喫緊の課題となっている。同社は水産物調達方針を理解し、且つ商業ベースでまぐろの完全養殖を確立しているマルハニチロ株式会社の協力を得て、ふ化から稚魚・成魚まで、さらに店頭での販売に至るまで同社でトレースできる、“自然環境に配慮した、安全・安心のブランド”「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」として発売することとなった。

<水産資源への配慮と伝統的な日本の魚食文化継承>
同社は、小売業の立場から、消費者に継続的に安心して魚介類を提供できるよう、資源の枯渇防止と生物多様性保全の観点から2014年2月に「イオン水産物調達方針」を制定。これは定期的にリスク評価を実施し、対策を検討することで、持続可能な水産物の調達を推進するものである。

同社では、これまでも“責任ある養殖により生産された水産物”「ASC認証」のサーモンやパンガシウス、“持続可能な漁業で獲られた水産物”「MSC認証」の辛子明太子やほたてなどの販売を通じ、消費者に限りある資源を守る、環境に配慮した商品の選択を提案してきた。今回のまぐろの販売も、同方針に沿って天然まぐろに依存しない完全養殖の実現により資源の保全を目指していくとしている。

https://www.topvalu.net/brand/csr/ecosystem/#ancb

※完全養殖(天然のまぐろに一切頼らない養殖)とは:
人工ふ化した魚を親として受精卵をとり、そこから次の世代を育てる、天然資源に依存しないサイクルを確立する養殖。これに対し通常の養殖は、種苗を天然に依存したものや天然の親を育てて、その卵からふ化したもの(人工ふ化)を指す。

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