東京・三ノ輪「トイ・ボックス」は、夏季限定「冷やしラーメン」の販売を2015年5月8日よりスタートした。提供期間は9月上旬ごろまでを予定。昨年提供した同商品よりも更に改良を施した限定メニューとなっている。
同店は、2013年にオープンし、ラーメンフリークの間で人気を博す。部門別TRY新人賞において「しょう油部門」「しお部門」「みそ部門」「汁なし部門」の全てに入賞。2014年12月に発表された「ミシュランガイド東京2015」のビブグルマン部門に掲載されている。
この度、提供を開始した「冷やしラーメン」は、昨年(2014年)夏季に初めて提供した「冷やしラーメン」を更に改良した限定ラーメンで、レギュラーで提供している醤油ラーメンのスープをベースにしている。
スープに使用されているのは、川俣シャモのガラ、名古屋コーチンの丸鶏、プリマスロックという地鶏や銘柄鶏の作出に使われる鶏の丸鶏、「だしの王様」と呼ばれる羅臼昆布をベースに、6時間前後煮込んで仕上がる。
昨年使用していた「会津地鶏」のガラと丸鶏などをベースとしたスープから更に改良を施した。
また、煮干しを低温の植物性油でじっくり煮て作った煮干し油を仕上げにかけることにより、最初は煮干しの風味を強く感じさせ、食べ進めていくうちに鶏の味わいを深く感じられるようになっている。
店主の山上さんは、数々の有名店を経験し2013年に同店を開業。
ラーメン作りにおいて、最初に経験した店で基礎をしっかり習得することの大切さを徹底的に学んだという。
「斬新さというのは、基礎をしっかり自分のものにした上で見えてくるものだと思います。基礎練習の日々でした。」と語る。
「チャーシューの煮汁からラーメンを作るのがラーメンの基本ということを教わり、当時練習していたことの一つに、自宅でチャーシューを作る練習というのがありました。年間200kgの豚バラ肉を煮ました。
基礎をしっかり抑え、新しいチャレンジを行うことの大切さを学びました。」
同店は、常連客も多く、昨年世間を賑わせたミシュラン掲載の発表直後も常連客がいつもと変わらず来店する様子が印象的だった。
店主は、今後の展望について次のように話した。
「お子様から大人まで安心して食べられるものを作り続けていきたいと思います。
我々のような立場は、生産者と消費者の間にいるパイプの役割でもありますので、安心・安全で、より食材の良さを伝えられる存在になっていきたいと心がけています。
ものづくりは終わりがないと思いますので、地域に密着した形で長く続けていきたいと思っています。」
■商品概要
「冷やしラーメン」750円(税込)
提供数:数量は限定していないがスープ、麺なくなり次第終了。
■店舗概要
店名:トイ・ボックス
住所:東京都荒川区東日暮里1-1-3 1階
アクセス:東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅「3番出口」より徒歩2分
都電荒川線 三ノ輪橋駅より徒歩2分
三ノ輪橋駅から114m
営業時間:[平日・土曜]11:00~15:00、18:00~21:00(材料切れにより早仕舞いの場合あり)
[日曜・祝日]11:00~15:00
定休日:月曜日(祝日の場合は、翌日の火曜日に振替)
お店公式Twitter:https://twitter.com/kumahige_2
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13162973/
ラーメンバンク:http://www.ramenbank.com/shop38863/
※店鋪情報は掲載時点のものです。
(取材・写真:GourmetBiz編集部)