飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM」(運営:株式会社シンクロ・フード http://www.inshokuten.com/)では、2015年1月~3月の飲食店.COM上で出店希望地として人気のある駅と、その駅の競合性を数値化したランキングを発表した。
今回の調査の結果、『飲食店が出店したい街のNo.1』は、前年同時期の集計結果と変わらず、渋谷駅であった。出店したい駅ランキング上位20位の中で、人気が上昇し、かつ前年から競合指数が大きく上昇した上昇傾向な街は、中目黒・目黒、銀座となった。
■2015年1月~2015年3月の人気駅ランキング (1位~10位)
※人気駅の集計方法:飲食店.COM会員が希望する駅を登録する機能「希望物件登録」数から集計。
※競合指数の集計方法:同期間内に飲食店.COMに登録された物件の数と希望物件登録数から集計。
(計算式:希望物件登録数÷物件数)
※2014年1月~2014年3月を比較データとして利用(以降、前年と表記)。
|順位||駅名||前年順位||競合指数| |前年競合指数|
1位 渋谷 (→1位) 1.2 0.9
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=218
2位 新橋 (↑4位) 1.3 0.6
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=2053
3位 恵比寿 (→3位) 1.4 1.0
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=217
4位 新宿 (↓2位) 1.0 0.7
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=2059
5位 神田 (↑7位) 0.9 0.5
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=460
6位 中目黒 (↑14位) 3.7 1.2
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=1763
7位 池袋 (↑17位) 0.6 0.3
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=239
8位 目黒 (↑13位) 2.9 1.4
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=1615
9位 秋葉原 (↓8位) 2.1 2.1
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=125
10位 横浜 (↓9位) 3.1 1.8
http://www.inshokuten.com/member/bukken/list?searchStation=511
『飲食店が出店したい駅のNo.1』の渋谷駅は、物件供給数が前年とほぼ横ばいながら需要が高まり、前年に比べると物件取得がやや難しくなってきている傾向にある。メキシカンファーストフードのTACOBELLが渋谷に出店するなど、これからさらに需要が高まる可能性もある。
中目黒・目黒周辺は昨年末の目黒川沿いでのイルミネーションイベントや、例年大盛況となる花見などの影響もあり、人気が伸びてきている。
横浜エリアに関しては昨年の同時期よりも出店希望者数が増えたため、競合指数が上昇する結果となった。
■2015年1月~2015年3月の人気駅ランキング(11位~20位)
|順位||駅名||前年順位||競合指数| |前年競合指数|
11位 銀座 (↑25位) 1.2 0.4
12位 飯田橋 (↓10位) 1.8 1.2
13位 中野 (↓6位) 2.6 1.8
14位 吉祥寺 (↑30位) 1.4 0.9
15位 上野 (↓12位) 2.4 1.5
16位 代々木 (↑19位) 2.7 3.3
17位 荻窪 (↓5位) 2.8 2.3
18位 自由が丘 (↑22位) 1.4 1.4
19位 六本木 (↑56位) 0.4 0.2
20位 高円寺 (↓15位) 1.2 1.4
物販店等の出店でも人気が出てきている銀座エリアについては、飲食店出店者にとっても需要の高いエリアとなってきている傾向がある。アジア圏からの観光客ニーズも年々高まっている。
同サイトでは、免税店など観光客向け店舗の出店が加速しているようなエリアは、飲食店でも多言語対応が重要なポイントになっていくとしている。
他のエリアについても全体的に競合指数の上昇がみられ、人気エリアでの出店は前年に比べると難しくなってきている傾向が見られたが、物件取得における競合指数は比較的短い期間で変動することが多いため、今後も定期的な調査を行っていくとの事。
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